1年草 本州(関東地方)。ヤマジソの変種。チモールを含む。茎は緑色で開出毛がある。葉にまばらに毛があり、花は白色。(原色日本植物図鑑) 学名は、Mosla japonica var. thymolifera シソ科イヌコウジュ属 ヤマジソ(Mosla japonica) 日本全土の日当たりのよい山地や丘陵地に生える。全体香気がありチモールを含む。茎は高さ5〜30cmで分枝し開出した毛が多い。葉は卵形〜狭卵形で長さ3〜10mmの柄があり、少数の鋸歯があって長さ1〜3cm、幅7〜17mm。やや密な花穂を作り、苞は卵形〜広卵形で長さ3〜6mm。萼は花時3mm、果時5〜7mmで毛があり、花冠は長さ約3mm。完全雄ずいは2本で下側の2本はごく小さい。分果は球形でわずかに扁平、直径約1.3mm、不ぞろいの浅い網紋がある。花期は9〜10月。学名は、Mosla japonica(原色日本植物図鑑) |
▼2014年9月14日 島根 | ▼雄しべは4個、下側2個は退化している。 | |
▼密な花穂をつくり、概ね2個ずつ咲く。 | ||
▼2016年10月19日 島根 | ||
▼2013年10月7日 島根 | ||
▼概ね2個ずつ花が咲く。 | ▼花は長さ約6mm、直径約3mm。 | |
▼萼に毛が多く、下に苞がつく。 | ▼苞の間に萼がある。 | ▼苞は広卵形、長さ約4.5mm。 |
▼苞の縁に毛がある。 | ▼苞の背面に毛と腺点がある。 | ▼苞の毛と腺点。 |
▼果実。 | ▼萼は長さ約5mm。 | |
▼萼の中に4分果がある。 | ▼果実は直径約1.5mm。 | ▼表面に不定形な網目模様がある。 |
▼葉身は長さ約2cm。 | ▼表面には毛があり、腺点が多い。 | |
▼裏面脈上に毛があり、腺点が多い。 | ▼茎には開出毛が多い。 | |
▼茎の先に短く密な花穂をつくる。 | ||
▼横枝をよく広げる。 | ||
▼2019年8月31日 島根 | ▼1個だけ花が咲いていた。 | |
▼2014年11月20日 果実 島根 | ▼果実はほとんど落ちてしまっていた。 | ▼短い花穂をつけ、香気がある。 |
▼萼は長さ約6mm。 | ||
▼萼を破ると1個の分果が残っていた。 | ▼分果は長さ1.2〜1.5mm。 | ▼背面、表面に不定形な網目模様がある。 |
▼腹面。 | ▼茎に毛が密生する。 | |
▼横枝をよく広げる。 | ||
▼2018年11月20日 果実殻 島根 | ▼種子は直径約1.5mm。 | ▼面に網目模様がある。 |
▼果実はほとんど落ちてしまっていた。 | ||
▼2016年9月1日 島根 | ||
▼2015年10月14日 島根 | ||
▼2015年6月21日 島根 | ▼去年の果穂が残っている。 | ▼岩場の割れ目にそって生えている。 |
▼2014年6月30日 島根 | ▼葉の表面に毛があり、腺点がある。 | |
▼茎に開出毛が密生する。 | ||
▼2018年7月14日 島根 | ▼葉には腺点が多い。 | ▼海岸岩場の隙間に生えている。 |