多年草 関東地方西部以西〜九州の人家の近くに生える。葉は長さ15〜20cm、幅3〜7cmの披針形で、羽状に中〜深裂する。ほかのタンポポにくらべると、立った感じがする。また葉や総苞は淡緑色で、葉の脈は白い。花茎は高さ30〜40cmになり、先端に白色の花を1個つける。頭花は直径約4cm。セイヨウタンポポと同じように単為生殖をする。総苞は開花時には長さ約2cm。総苞外片は卵状長楕円形または卵形で、内片より短く、上部には角状突起があって目立つ。そう果は褐色で長さ約4mmの長楕円形。花期は4〜5月。(野に咲く花) 学名は、Taraxacum albidum キク科タンポポ属 よく似た仲間のキビシロタンポポは総苞外片に角状突起がなく反り返らず、高さは30cm程度以下と低く、葉もあまり立ち上がらない。 |
▼2014年2月24日 新庄 | ||
▼総苞外片上部に角状突起がある。 | ▼花は直径約5cm。 | |
▼花は舌状花のみからなる。 | ▼1個の舌状花、冠毛がある。 | |
▼子房と冠毛の間の柄はまだ短い。 | ||
▼2013年4月4日 嫁島 | ▼花は直径約5cm。 | |
▼総苞 | ▼1個の舌状花と冠毛。 | |
▼若い果実。 | ▼冠毛は長さ約9mm、果実との間に長柄がある。 | |
▼若い果実は長さ約4mm。 | ▼果実の上部に刺状の突起が目立つ。 | |
▼2011年3月30日 新庄 | ||
▼2005年4月2日 大庭 | ||
▼葉は立ち上がってつく。 | ||
▼2003年4月13日 浜乃木 | ||
▼2013年4月13日 殿 | ▼冠毛は長さ約8mm、果実との間に長さ約1cmの柄がある。 | |
▼果実は嘴を除いて、長さ約4mm。 | ▼果実の表面に刺状の突起がある。 | ▼全体に微毛が密生する。 |
▼2004年4月15日 果実 殿 | ▼2007年2月4日 果実 殿 | |