多年草 北海道〜九州の山地の木陰や草原に生える。地下茎は横に伸びる。茎は高さ1mに達し、上部は分枝して短毛を密生するが、下部は無毛。葉は互生し、長柄があって大きく、下葉は35〜55cm、3回3出、上部のものは2〜3回3出。葉柄基部は広がり膜質となって茎を抱く。小葉は卵形、欠刻縁、鋭頭または鋭尖頭、両面に短毛を散生する。長い総状花序をつける。花柄は5〜10mm、密に短毛がある。雄花と両性花とがある。萼片は広楕円状舟形で蕾を包み、長さ4〜6mm、背に短毛がある。花弁は白色3〜5mm、先は2浅裂し、共に早く落ちる。雄しべは多数、長さ5〜6mm、花糸は無毛で先が少し広がる。袋果は1〜5、短毛があり、果体は楕円形、長さ5〜10mm、短毛があるかまたはやや無毛、花柱は1〜2mm、先は少し曲がる。種子は長さ2mm、翼がある。花期は8〜10月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Cimicifuga simplex キンポウゲ科サラシナショウマ属 |
▼2016年10月22日 宍道 | ▼雄花は雄しべだけある。 | ▼雄しべ(雄花)は長さ約7mm。 |
▼雌しべ2個の花が多い。 | ▼雌しべは長さ5〜6mm。 | |
▼花柱の先は曲がっている。 | ▼若い果実。 | |
▼2〜3個の果実がついている。 | ▼果実の先端に柱頭が残る。 | ▼果実が3個あるもの。 |
▼果皮に微毛が密生する。 | ▼1果実に8個の種子があった。 | |
▼種子は長さ約4mm、周囲に鱗片状の翼がある。 | ||
▼頂花序はほとんど両性花、側花序は雄花が多い。 | ||
▼2012年10月13日 宍道 | ▼両性花、雌しべが3個ある。 | |
▼まだ開いていない花。萼に包まれている。 | ||
▼開き始めた蕾。 | ||
▼葉は大きな3回3出複葉。 | ▼葉は葉柄を含めて長さ約60cm。 | |
▼2011年10月26日 宍道 | ▼雄花、雌しべがない。 | |
▼葉は3回3出複葉、小葉は更に裂ける。 | ||
▼若い果実。 | ||
▼2009年10月11日 八雲 | ||
▼2007年10月20日 八雲 | ▼花柄がはっきりしている。 | ▼若い果実。 |
▼頂花序は両性花、側花序は雄花が多い。 | ▼葉は2〜3回3出複葉となる。 | |
▼2007年10月13日 八雲 | ▼蕾 | |
▼2006年10月9日 八雲 | ▼下部の葉は切れ込みが深い。 | |
▼葉裏 | ||
▼2003年10月12日 宍道 | ||
▼2016年12月19日 果実 宍道 | ▼果実は長さ約1cm。 | |
▼果実に種子が6個あった。 | ▼種子は長さ約4.5mm。 | ▼周囲に鱗片状の翼がある。 |
▼翼の拡大。 | ||
▼2011年12月7日 果実 玉湯 | ||
▼長さ約1cmの袋果。先(右)に柱頭が残る。 | ▼半分に割った袋果 | ▼種子は長さ約4mm、鱗片がある。 |
▼2006年11月3日 果実 八雲 | ||
▼2013年4月13日 若葉 玉湯 | ▼小葉には尖った不揃いの鋸歯がある。 | |
▼2012年4月14日 芽吹き 八雲 | ▼葉は3回3出複葉 | |
▼2013年6月6日 若葉 八雲 | ||
▼2013年5月6日 若葉 八雲 | ||
▼2013年4月1日 若葉 八雲 | ||
▼2013年3月24日 若葉 八雲 | ||