多年草 北海道〜九州の池や川の周辺の湿地に多い。植物体は叢生せず、長く横に這う匍匐根茎がある。稈は高さ50〜100cm、横断面は鋭3稜形。花序は束生、4〜10個の小穂からなり、短い柄を持つものと持たないものがある。苞葉の葉身は稈に続き、長さ2〜5cm。小穂は卵形、長さ7〜12mm、茶褐色。鱗片は広倒卵形、長さ約4mm、円頭、上部の縁はざらつく。そう果は倒卵形、長さ2〜2.5mm、横断面はレンズ形。刺針状花被片は3〜5個、そう果とほぼ同長またはやや長く、下向きにざらつく。柱頭は2個。花期は7〜10月。(岡山県カヤツリグサ科植物図譜) よく似たカンガレイは、株状になり、花序に枝がない。 学名は、Schoenoplectus triqueter カヤツリグサ科フトイ属 |
▼2009年9月5日 西嫁島 | ▼柱頭は2岐する。 | |
▼短いが柄がある。 | ||
▼2009年6月20日 西嫁島 | ▼花序に柄がある。 | |
▼葉鞘の先に短い葉身がある。 | ||
▼2009年5月31日 西嫁島 | ||
▼2012年6月26日 西嫁島 | ▼花序に柄がある。 | |