夏緑性シダ植物 北海道〜九州の低山〜山地の温帯性の森林の林床に生育し、ときに群生する夏緑性シダ。ツヤナシイノデに似る。葉柄下部の鱗片は大きく、卵形で膜質、辺縁は有毛。葉柄上部と中軸下面の鱗片は淡い茶色で広卵形、膜質、下向きで軸にへばりついている。葉身は長楕円状披針形で2回羽状複生、葉の長さは約1.2mにもなる。胞子嚢群は中肋と辺縁の間かやや中肋寄りについて、包膜は全縁。 学名は、Polystichum retrosopaleaceum オシダ科イノデ属 |
▼2008年5月17日 東持田 | ▼中軸表側には毛状の鱗片が密生する。 | |
▼中軸裏側にはうろこ状の鱗片が密生する。 | ▼ソーラスは円形。 | |
▼葉柄基部には幅の広い鱗片がつく。 | ||