多年草 本州〜九州の山野に生える。茎は高さ20〜100cm、直立または斜上し、4条線がある。葉は対生して、卵状披針形、3脈がいちじるしく目立ち、長さ3〜8cm、表面は緑色、裏面は淡緑色、先は長く尖り、基部は丸く、縁には細かい突起があってややざらつき、柄はない。花は茎頂および上部の葉腋にかたまってつき、苞がある。萼筒は長さ10〜20mm、萼裂片は線状披針形で筒部よりやや長いのも短いのもあり、ふつう開出する。花冠は紫色、内面に茶褐色の斑点があり、長さ3〜4.5cm、副片は三角形で小歯がある。子房の基部に5個の蜜腺がある。種子は紡錘形で、両端に短い尾がある。花期は9〜11月。(日本の野生植物) 学名は、Gentiana scabra var. buergeri リンドウ科リンドウ属 |
▼2014年11月16日 八雲 | ▼雌性期の花、柱頭が開いている。 | |
▼雄性期の花、雌しべが見えていない。 | ▼花は長さ約6cm。 | |
▼雄しべ5個、雌しべ1個。 | ||
▼受粉後、子房が膨らんでくる。 | ▼葉は3脈があり、対生する。 | ▼葉は長さ約10cm。 |
▼2008年11月1日 東忌部 | ▼萼裂片は平開している。 | |
▼2004年10月30日 佐草 | ||
▼2006年11月25日 東忌部 | ▼2006年10月28日 佐草 | |
▼2005年11月12日 東忌部 | ||
▼2010年11月11日 八雲 | ||
▼2012年12月29日 果実 東忌部 | ▼果実は枯れた花冠に包まれ、2裂する。 | |
▼2裂した中に種子が見える。 | ▼咲き終わった花冠の中で子房が膨らむ。 | |
▼果実は長さ約2cm。 | ▼果実は2裂し、多数の種子が入っている。 | |
▼種子は翼を含めて、長さ約1.5〜1.7mm。 | ||
▼種子は紡錘形で両端に翼がある。 | ||
▼横長の格子模様がある。 | ||
▼2005年10月23日 蕾 佐草 | ||
▼2004年10月16日 蕾 東忌部 | ▼萼裂片は筒部より長く、開出する。 | |
▼2014年10月17日 蕾 玉湯 | ||
▼2017年10月26日 蕾 玉湯 | ▼花冠が萼筒から抜け出た。 | |
▼2017年10月18日 蕾 玉湯 | ▼花冠がだいぶ伸びてきた。 | |
▼2017年10月7日 蕾 玉湯 | ▼平開した萼裂片の中心から蕾が顔を出す。 | |
▼まだ蕾が出ていないもの。 | ▼萼裂片は平開する。 | |
▼2016年9月14日 蕾 玉湯 | ▼5個の萼裂片は開出する。 | |
▼2014年4月12日 幼苗 玉湯 | ||
▼2013年10月4日 幼苗 玉湯 | ||