1年草 北アメリカからアルゼンチンに到る地方の原産で、戦後沖縄に帰化し、北海道〜沖縄に生育する。茎は高さは60〜80cm、平滑、無毛。葉は長さ10〜40cm、幅3〜10mm、両面は平滑・無毛、縁だけざらつく。葉舌は毛状、長さ3mm。葉鞘は平滑・無毛、茎の基部の葉鞘は淡紫色をおびる。花序は長さ15〜20cm。花軸の各節から1〜2本の繊細な枝を出し、やや密に小穂をつけ、下部の枝は長さ10〜15cmほどで、花軸とともにざらつく。小穂は披針形、長さ2.8〜3mm、無毛。淡紫色をおびる。第1苞穎は長さ0.8mm。第2苞穎は膜質で、退化した第1小花の護穎を包む。第2小花の護穎と内穎は長さ2mm、乳白色をおび光沢がある。花期は8〜9月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、 Panicum dichotomiflorum イネ科キビ属 |
▼2010年9月1日 玉湯 | ||
▼小穂は長さ約2.8mm、第1苞穎は0.7mm。 | ▼小穂には1小花だけある。 | ▼第2小花の内穎(上)と護穎(下)。 |
▼第2小花の護穎は長さ約2mm。 | ▼花序枝や小穂の柄に上向きの毛がある。 | ▼葉鞘は無毛。 |
▼2009年9月13日 高さ40cm位の個体。 宍道 | ||
▼小穂がやや密につく。 | ▼小穂は約2.7mm、第1包穎は長さ0.8mm。 | |
▼第2苞穎を除くとガラス質の護穎がある。 | ▼小花は長さ約1.7mm、内穎側。 | |
▼葉鞘は無毛。 | ||
▼2011年9月28日 西川津 | ||
▼小穂は長さ約2.7mm、第1苞穎は0.7mm。 | ▼小穂の柄に毛がある。 | ▼葉鞘は無毛。 |