1年草 北アメリカ原産。1953年に関東地方で見つかり、現在では西日本を中心に沖縄県から北海道まで分布している。空地、鉄道線路沿い、河川敷などに大きな群落を作る。全体に毛が多く、茎はよく分岐して高さ3m、太さ2〜4cmにもなる。葉は長い柄があって対生し、葉身は長さ20〜30cm。葉は掌状に3〜7裂し、裂片は細長く尖って、両面ともざらつく。茎の頂に長い花穂を出して雄頭花をつけ、基部の苞葉内に雌頭花をつける。 花期は8〜9月。(日本帰化植物写真図鑑) 雌雄同株.雄の頭花は枝先に細長い穂を作り,総包片は合着して皿型になり,複数の筒状花を入れる.雄ずい5個.雌の頭花は雄花序の基部にある包葉にかくれて2~3個ずつつき,緑色のつぼ形の総包に雌ずいのみつく.偽果は長さ5~10mm,先はくちばしとなり,基部に4~8個の刺状の突起。(侵入生物データベース) 学名は、Ambrosia trifida キク科ブタクサ属 オオブタクサの雌頭花は、総苞に包まれた雌しべのみの1小花からなる。似た仲間に葉が羽状深裂するブタクサがある。 |
▼2017年9月4日 玉湯 | ▼雄花が花粉を出している。 | ▼傘形の総苞に多数の筒状花がつく。 |
▼雄花の総苞は直径約3mm。 | ▼総苞に3本の黒線がある。 | |
▼多数の筒状花がある。 | ▼筒状花の蕾と花粉を出し終わった筒状花(右)。 | ▼雄花穂。 |
▼雄花穂の基部の葉腋に雌頭花がつく。 | ||
▼果実が大きくなってきている。 | ▼苞葉の中に2〜3個の雌頭花がつく。 | ▼雌頭花は2〜3個ずつつく。 |
▼柱頭が2裂している。 | ▼雌花は柱頭を除いて長さ約3mm。 | |
▼雌花の総苞には突起がある。 | ||
▼3中裂した葉。 | ▼裂けない葉。 | |
▼表面や脈上に短毛がある。 | ||
▼裏面の葉面や脈上に短毛がある。 | ||
2005年8月28日 西嫁島 花穂は雄花で、左の画像の上部の葉腋にあるのが雌花。 | 雄花の総苞片には黒線がある。 | |
雌花は雄花穂の下部の葉腋につく。 | 雌花 | |
2008年8月24日 蕾 玉湯 | ||
2012年11月7日 果実は偽果 乃木福富 | 中心部は尖り、周りに突起がある。 | |
偽果の横断面。 | 偽果の縦断面。 | 長さ約7mmの果実が1個ある。 |
偽果が落ちた跡。 | ||
2012年10月16日 果実は偽果 乃木福富 | 雄花の落ちた長い花穂の下に固まってつく。 | |
総苞に包まれた偽果は長さ約1cm。 | 偽果には稜があり、突起がある。 | 偽果の横断面。 |
偽果の縦断面。中に果実が見える。 | ||
2010年10月27日 果実は偽果 玉湯 | ||
2009年10月10日 若い果実 玉湯 | ||
2019年8月24日 鹿島 | 大きな葉の葉身は長さ約21cm。 | 葉は対生する。 |
茎には短毛がある。 | 葉柄の縁には立った毛がある。 | |
高さは約1.5m。 | ||
2011年6月15日 乃木福富 | ||
2010年6月20日 幼株 乃木福富 | ||
2010年6月9日 幼株 玉湯 | ||
2004年10月24日 西嫁島 | 掌状にならないもの。 | |