多年生シダ植物 北米原産で、本州〜九州に帰化し水田や溜池に群生する浮遊植物。オオアカウキクサと異なり、湧水のない平地の水域でも旺盛に繁茂する。形態はオオアカウキクサと酷似するが、葉の表面の突起がやや顕著で1細胞からなる。ときに茎が著しく伸長して「イワヒバ状」になるのは本種の特徴である。通常、根毛は脱落せずに残る。胞子嚢果の形成は他種では稀であるが、本種では6〜7月頃、葉の裏側にしばしば胞子嚢果を形成する。(日本の水草) 学名は、Azolla filiculoides サンショウモ科アカウキクサ属 1.根毛がない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オオアカウキクサ(Azolla japonica) 1.根毛が発達:葉の表面の細胞突起が 1細胞・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニシノオオアカウキクサ(Azolla filiculoides) 2細胞・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アメリカオオアカウキクサ(A. cristata) 1細胞と2細胞が混在 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アイオオアカウキクサ (A. cristata X A. filiculoides) |
ニシノオオアカウキクサとしているが、アメリカオオアカウキクサ、アイオオアカウキクサとの区別ができていない。 | ||
▼2018年10月15日 西尾 | ▼幅は約8mm。 | |
▼葉の表面に微小な突起がある。 | ▼葉の表面の拡大。 | |
▼根毛がはっきりしている。 | ||
▼2013年11月16日 西尾 | ||
▼直径約1cm。 | v根は長さ約3cm。 | ▼葉の裏面。 |
▼直径約1cm。 | ▼葉は長さ約1mm。 | ▼葉の表面に突起が多い。 |
▼葉の表面の突起。 | ▼葉の裏面。 | ▼裏面の拡大。 |
▼根には根毛がある。 | ▼先端部の拡大。 | ▼水田に浮いている。 |
▼水路一面に浮いている。 | ||
▼2013年11月29日 栽培 | ▼根毛の様子、根は長さ約1.5cm。 | ▼葉の表面の突起。 |
▼2019年5月29日 西尾 | ||