常緑多年草 東海道以西〜九州の暖地の林の中に生える。しばしば石灰岩地帯にある。地下茎は太く斜または横にのび、丈夫な多数の根がある。葉は根出葉が叢生する。披針形で先は次第に尖り、下部は次第に狭くなる。質厚く、両面無毛で光沢があり、長さ30〜50cm。花茎は8〜18cm、無毛、葉はない。長楕円状の穂状花序に花を密につける。苞は広卵形、膜質、鈍頭、長さ2〜3mm。花は互いに接し横向きにつき、半球形で、花被片は中部以上まで合生して筒となり、裂片は内に曲がり円頭。雄しべは6、花被に包まれ、花糸は花筒と合生、葯は卵形。子房は球形、3室で各室に2個の胚珠がある。花柱は甚だ短く、柱頭は3浅裂する。液果は球形、直径1cm、赤色、まれに黄色、中に1種子がある。花期は5〜7月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Rohdea Japonica キジカクシ科オモト属 |
▼2015年5月16日 植栽 玉湯 | ▼6花被片はほとんど合着、雄しべは6個。 | ▼花は長さ約6×7mm。 |
▼柱頭は3浅裂。 | ||
▼2005年6月7日 田和山 | ||
▼2007年12月23日 果実 東持田 | ||
▼2004年7月24日 真山 | ||