ノシラン(熨斗蘭)

常緑多年草
関東地方以西〜琉球の海に近い林の下に生える。根茎は垂直、分枝する。ストロンを欠く。根の中部に細い紡錘状肥厚が見られることもある。葉は常緑で厚く、長さ40〜130cm、幅(7〜)10〜18mm、先は鋭形〜鋭先形、葉縁下部に膜質の狭い翼が出ることがあり、葉縁上部には細鋸歯がある。花茎は弓状に曲がり、長さ25〜75cm、幅4〜8mm、扁平な2稜形狭い翼がある。花序は長さ7〜13cm、1つの節に3〜8花をつける。苞は狭披針形〜披針形、もっとも下のもので長さ1.5〜9cm、淡緑色、縁は膜質、先は漸先形。花は下向きに開く。花柄(花被鞘状部に包まれた部分を含む)は長さ10〜22mmで、ふつう花被(鞘状部を除く)の2倍より長い。花被(鞘状部を除く)はふつう花被鞘状部より短く、白色〜淡紫色、裂片は卵状長楕円形、長さ5〜7mm、やや反り返る。葯は披針形、長さ4〜5mm。成熟種子は楕円形、長さ8〜14mm、幅6〜10mm。花期は7〜9月。(日本の野生植物)
学名は、Ophiopogon jaburan
キジカクシ科ジャノヒゲ属



▼2019年9月4日 植栽 殿

ノシラン花

ノシラン花

ノシラン花

▼花は直径約1.5cm。

ノシラン花

ノシラン

ノシラン

ノシラン

ノシラン

ノシラン




▼2019年10月15日 若い種子 植栽 殿

ノシラン種子

ノシラン種子

ノシラン種子

▼1花に数個の種子ができる。▼若い種子は長さ約6mm。

ノシラン種子

ノシラン種子

ノシラン種子

ノシラン

ノシラン



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