つる性多年草 紀伊半島以南の海岸や人里近くの道端、林縁に生える。茎は旺盛に伸びて10数mに達する。近年イリオモテアサガオ、オーシャンブルーなどと呼ばれる園芸品種が盛んに栽培され、繁殖力も旺盛で各地で逸出している。栄養繁殖系栽培品種はいずれも種子はできない。葉は長さ5〜15cm、3深裂するか、心形で先端が尖り、基部は心形。裏面には短い伏毛が密生し、表面は少ない。葉腋から散形花序を出し、1〜数個の花をつける。花序柄は葉柄より長く、花柄は短い。萼片には伏毛が多い。直径10cmほどのアサガオ形の花をつける。花は開花後しばらく青紫色で中心部は赤く着色し、午後から夕方にかけて花全体が淡紫紅色に変化する。アサガオに比べて花柄は短く、萼片が反り返らない。 在来のノアサガオは花の直径6cmほどで中心部が白くなる。花期は6〜10月。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Ipomoea indica ヒルガオ科サツマイモ属 |
▼2012年10月16日 植裁 島根 | ▼花は直径約9cm。 | |
▼雄しべの基部に毛がある。 | ||
▼蕾 | ▼花序に多くの花がつく。 | ▼花序柄は長いが、花柄は短い。 |
▼葉身は長さ約12cm。 | ▼表面に伏毛が密生する。 | |
▼裏面に伏毛が密生する。 | ▼茎に毛が密生する。 | |
▼3裂する葉もある。 | ||