ニリンソウ(二輪草)

多年草
北海道〜九州の温帯林の林床や林間の草地にしばしば大きな群落をつくる。根茎は円柱形で節間が短く、単純、長さ3〜5cm、ときに10cmに達し、径3〜12mm、水平に伸びる。茎は高さ10〜55cm、直立し、上部に伏毛がある。根出葉は1〜6個、3全裂、小葉は広菱形〜倒卵形あるいは広倒卵形、長さ2〜6cm、幅1〜4cm、中裂〜浅裂し、白斑があり、葉柄は長さ6〜25cm、無毛あるいはやや開出する毛がある。茎葉は上面に白斑があり、下面に伏毛があり、無柄。花はふつう2個、ときに単生するか3個つき、径1〜3cm、ふつう白色、ときに背面が淡紅紫色あるいは両面とも緑色、花柄は長さ2〜9cm、伏毛あるいはやや開出する毛がある。萼片は5個、楕円形〜円形、長さ6〜18mm、幅4〜16mm、背面に伏毛があり、円頭。雄蕊は長さ5〜7mm、葯は長さ1mm、黄色、花糸は線形。集合果は広卵状、径6mm、果托は無毛、そう果は広楕円形、長さ4mm、斜上毛が生え、柱頭は長さ1mm、太く短く、円柱状で幅よりも長い。ふつう熟した果実はできにくい。花期は4〜6月。(日本の野生植物)
学名は、Anemone flaccida
キンポウゲ科イチリンソウ属




▼2019年4月12日 植栽 玉湯▼2個目の花も開いてきた。

ニリンソウ花

ニリンソウ花

ニリンソウ




▼2019年4月3日 植栽 玉湯▼花弁はなく、花弁状の萼が5個ある。▼雌しべが6個、雄しべが多数ある。

ニリンソウ花

ニリンソウ花

ニリンソウ花

▼背面に毛がある。萼が6個あるものもある。▼萼が6個の花。

ニリンソウ花

ニリンソウ花

ニリンソウ花

▼萼が7個の花。▼雌しべが9個ある。▼2個目の花は遅れて咲く。

ニリンソウ花

ニリンソウ花

ニリンソウ花

▼茎頂に葉を輪生する。▼茎葉は無柄で3輪生する。

ニリンソウ花

ニリンソウ

ニリンソウ茎葉

▼葉には白斑がある。▼根生葉は3全裂、側裂片はさらに深裂する。

ニリンソウ根生葉

ニリンソウ根生葉

ニリンソウ葉裏面

ニリンソウ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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