ニガナ(苦菜)

多年草
日本全土の日当たりのよいところにごくふつうに見られる。茎は直立して高さ20〜50cmになる。根生葉は長い柄があり、葉身は長さ3〜10cm、幅0.5〜3cmの広披針形〜倒卵状長楕円形。茎葉はやや短くて柄はなく、基部はまるくはりだして茎を抱く。枝先に直径約1.5cmの黄色の頭花をつける。舌状花はふつう5個。総苞は長さ7〜9mmの円筒形。外片は非常に小さく、鱗片状になっている。そう果は長さ3〜3.5mmの紡錘形。花期は5〜7月。(野に咲く花)
学名は、Ixeridium dentatum subsp. dentatum
キク科ニガナ属
変異が多く、舌状花の数がニガナの5〜7個と比較し8〜10個と多いハナニガナ、水田の畦に生え走出枝を出すハイニガナなどがある。



▼2014年5月1日 玉湯▼花は舌状花のみ。

ニガナ花

ニガナ花

ニガナ花

▼花は直径約1.7cm。

ニガナ花

ニガナ花

ニガナ花

▼冠毛は長さ約4mm。▼上部の葉は茎を抱かないものもある。

ニガナ舌状花

ニガナ葉

ニガナ葉

▼茎葉の基部には刺状の鋸歯がある。▼下部の葉は長さ約8cm。

ニガナ葉

ニガナ葉

ニガナ葉裏面

ニガナ

ニガナ




▼2012年5月16日 大海崎

ニガナ花

ニガナ花

ニガナ花

▼茎葉が切れ込んでいる。▼茎葉の基部の毛状の鋸歯。

ニガナ

ニガナ葉

ニガナ葉

▼下部の葉や根生葉も切れ込む。

ニガナ

ニガナ

▼2011年6月9日 東忌部

ニガナ花

ニガナ花

ニガナ花

▼果実と冠毛▼葉の基部が茎を抱く。

ニガナ果実冠毛

ニガナ葉

ニガナ葉

▼葉の基部に毛状の鋸歯がある。▼根生葉は切れ込むものがある。

ニガナ葉

ニガナ根生葉

ニガナ

▼2005年5月3日 東忌部▼根生葉は切れ込むことがある。

ニガナ花

ニガナ葉

ニガナ葉

▼茎葉は茎を抱く。

ニガナ葉

ニガナ

▼2013年6月6日 果実と冠毛 八雲▼直径約1.5cm。

ニガナ果実冠毛

ニガナ果実冠毛

ニガナ果実冠毛

▼冠毛は長さ約5mm。▼果実は長さ約5mm。

ニガナ果実冠毛

ニガナ果実冠毛

ニガナ果実冠毛

▼果実にはひだがあり、無毛。▼冠毛には上向きの刺がある。

ニガナ果実冠毛

ニガナ果実冠毛

ニガナ花

▼花は直径約1.8cm。

ニガナ花

ニガナ花

ニガナ花

▼蕾。▼花の萎んだ状態。

ニガナ花

ニガナ蕾

ニガナ花後

▼冠毛が開く前▼葉の基部は茎を抱く。

ニガナ果実冠毛

ニガナ

ニガナ葉

ニガナ


これらは茎葉の基部が茎を抱いていないが、花や根生葉の様子からニガナとしている。
▼2011年5月4日 浜乃木

ニガナ花

ニガナ花

ニガナ花

▼基部が茎を抱いていない。

ニガナ葉

ニガナ葉

ニガナ葉

ニガナ

ニガナ

▼2004年4月24日 総合運動公園

ニガナ花

ニガナ花

ニガナ葉

ニガナ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑