落葉小高木 中国北部原産。高さ10mほどになる。樹皮は黒褐色〜灰色。小さく不規則に縦の割れ目が入る。枝は無毛。長枝には托葉から変化した刺が2個あり、うち1個は短く下に曲がって鈎形になる。短枝には細い小枝が束生する。葉は互生。葉身は長さ2〜4cm、幅1〜2.5cmの卵状楕円形〜卵形。3個の脈が目立ち、ふちには不ぞろいな鈍い鋸歯がある。短枝に束生する小枝の葉腋に黄緑色の小さな花を数個ずつつける。花は直径5〜6mm。果実は核果。長さ1.5〜2.5cmの楕円形で、10〜11月に暗紅色に熟す。核は卵形〜長楕円形で両端は鋭くとがり、不規則な縦の溝がある。花期は6〜7月。(樹に咲く花) 学名は、Zizyphus jujuba クロウメモドキ科ナツメ属 枝に刺のあるものをヤマナツメ( Ziziphus jujuba var. jujuba)、刺のないものをナツメ(Ziziphus jujuba var. inermis)というが、広義にはそれらを含めてナツメという。 |
▼2017年6月15日 野生化 荘成 | ||
▼葉柄の基部に1対の刺がある。 | ||
▼3脈が目立ち、細かな鋸歯がある。 | ▼葉は長さ約6cm。 | |
▼切り株から生えたひこばえ。 | ▼未舗装道路に地下茎が延び多数の吸枝が出ている。 | |
▼2006年10月15日 果実 街路樹 西忌部 | ▼3脈が目立ち、細かな鋸歯がある。 | |