ナツグミ(夏茱萸)

落葉低木ときに高木
北海道南部、本州(福島県〜静岡県の太平洋側)の沿海地から丘陵の道ばた、雑木林、原野などに生える。高さ2〜4mになる。樹皮は老木では黒褐色。縦に細長く不規則にはがれ落ちる。若い枝は褐色を帯びた鱗状毛におおわれる。葉は互生。葉身は長さ3〜9cm、幅2〜5cmの広楕円形または広卵形。表面には銀色の鱗状毛がある。裏面は銀色の鱗状毛が密生し、赤褐色の鱗状毛がまばらにまじる。葉柄は長さ5〜10mm、赤褐色の鱗状毛がまじる。葉腋に淡黄色の花が1〜3個垂れ下がってつく。萼筒は長さ約8mmの円筒形で、子房の上部にくびれがある。萼片は4個、広卵形で大きい。萼筒、萼片、子房の外面には銀色の鱗状毛が密生する。花柄は長さ8〜12mm、銀色の鱗状毛が密生し、赤褐色の鱗状毛がまじる。果実は偽果。長さ1.2〜1.7cmの広楕円形で、5〜7月に熟す。種子は長さ1.2cmほどの倒卵状長楕円形で、深い溝が8個ある。花期は4〜5月。
冬芽は裸芽。赤褐色の鱗状毛が密生する。(樹に咲く花)
学名は、Elaeagnus multiflora
グミ科グミ属



▼2017年4月27日 西嫁島▼花柄が長い。▼雌しべ1個、雄しべが4個ある。

ナツグミ花

ナツグミ花

ナツグミ花

▼花は直径約1cm、花柄は1.5cm。

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

▼葉は長さ約5cm。▼表面には鱗状毛が多い。

ナツグミ葉

ナツグミ鱗状毛

ナツグミ鱗状毛

▼裏面は銀白色。▼裏面には鱗状毛が密生する。

ナツグミ葉裏面

ナツグミ葉裏面

ナツグミ葉裏面

▼樹皮は不規則に縦に裂ける。

ナツグミ鱗状

ナツグミ

ナツグミ樹皮

ナツグミ




▼2011年5月7日 打出

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

▼花柄が長い。

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

▼葉の表に鱗状毛がある。

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

▼葉の裏に鱗状毛がある。

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

▼2011年6月23日 果実 打出▼果実は長さ2cm以上。

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

▼種子

ナツグミ


▼2011年6月1日 植裁 玉湯

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

▼果実は長さ約2cmある。

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

▼葉表に鱗状毛がある。

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ

▼2012年1月18日 冬芽 玉湯

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ



▼以下はグミ属だが種名は不明。
▼2004年4月3日 花柄が長い。 植栽 学園南

ナツグミ

ナツグミ

▼2004年5月28日 植栽 乃白

ナツグミ

ナツグミ

ナツグミ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑