ナンバンハコベ(南蛮繁縷)

多年草
北海道〜九州に生える。茎は1.7mに達し、分枝が多く、ちじれた毛があり、節から根をだす。葉は卵形、まれに卵状披針形、全縁、ちじれた毛があり、質は薄く、長さ3〜9cm、鋭頭または鈍頭、基部は急に狭まって葉柄となるかまたは次第に狭くなり葉柄となる。葉柄は4〜7mm。花は枝の先に横向きに咲く。萼は初め筒状長さ1cm、開花すると中ほどまでさけ、花後は開出して宿存する。花弁は5、白色、長さ15mm、先は2裂、雄ずいは10、花柱は3、子房は1室。果実は萼との間に1〜2mmの柄があり、球形で径6〜8mm、やや肉質で漿果様。種子は黒褐色、円形、径1〜1.5mm。花期は8〜9月。(野に咲く花)
学名は、Silene baccifera var. japonica
ナデシコ科マンテマ属



▼2013年8月13日 島根▼花は下を向く。▼花弁は途中で折れ曲がる。

ナンバンハコベ花

ナンバンハコベ花

ナンバンハコベ花

▼花柱が3個ある。花弁の先は2裂する。▼雄しべは10個。

ナンバンハコベ花

ナンバンハコベ花

ナンバンハコベ花

▼花弁に1対の鱗片がある。▼花は長さ約1.5cm。▼花は直径約2cm。

ナンバンハコベ花

ナンバンハコベ花

ナンバンハコベ花

▼蕾。▼若い果実、萼はそり返って皿状になる。

ナンバンハコベ蕾

ナンバンハコベ果実

ナンバンハコベ果実

▼果実は長さ約1cm。▼果実の縦断面。

ナンバンハコベ果実

ナンバンハコベ果実

ナンバンハコベ果実

▼果実の横断面。▼若い種子は長さ約1.5mm。

ナンバンハコベ果実

ナンバンハコベ種子

ナンバンハコベ種子

▼花は横というより下向きが多い。

ナンバンハコベ

ナンバンハコベ

ナンバンハコベ

ナンバンハコベ

ナンバンハコベ




▼2013年10月7日 果実 島根▼果実の下部に萼が残る。▼果実と萼の間に短い柄がある。

ナンバンハコベ果実

ナンバンハコベ果実

ナンバンハコベ果実

▼果実は長さ約9mm。

ナンバンハコベ果実

ナンバンハコベ種子

ナンバンハコベ種子

▼種子は長さ約1.7mm。

ナンバンハコベ種子

ナンバンハコベ種子

ナンバンハコベ

ナンバンハコベ

▼2013年7月8日 島根▼葉は対生する。

ナンバンハコベ

ナンバンハコベ

ナンバンハコベ葉

▼葉は葉柄を含めて長さ約4.5cm。▼葉の縁に曲がった毛がある。

ナンバンハコベ葉

ナンバンハコベ葉

ナンバンハコベ葉

▼脈上に毛がある。▼裏面の脈上に毛がある。

ナンバンハコベ葉

ナンバンハコベ葉裏面

ナンバンハコベ葉裏面

▼裏面の脈上の毛。▼茎に縮れた毛がある。

ナンバンハコベ葉裏面

ナンバンハコベ茎

ナンバンハコベ茎

▼茎はよく分枝し、1m以上にのびる。

ナンバンハコベ茎

ナンバンハコベ

ナンバンハコベ

ナンバンハコベ



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