1年草 北海道〜沖縄の湖沼や溜池、水路、水田などに生える沈水植物。水深によってサイズと葉形は大きく変化し、水田で見かける小形の植物体と、溜池などで成長した大形の植物体は、同種とは思えないほどである。茎は短く葉は根生。葉は有柄、葉身は披針形〜広卵形〜円心形、質薄く長さ3〜35cm、幅1〜18cm、葉縁に鋸歯があり、ときに葉柄にも突起がある。花茎は長さ5〜50cm、花弁は白〜薄い桃色で3枚。3〜12本の雄しべ、3〜9本の雌しべがそろった両性花である場合がほとんどだが、九州の一部の地域から単性花(雄花)をつける株が確認されている。両性花は自家受粉で結実する。果実は長さ2〜5cm、顕著なひだがある。長楕円形で長さ約2mmの多数の種子が詰まる。花期は8〜10月。(日本の水草) 学名は、Ottelia alismoides トチカガミ科ミズオオバコ属 |
▼2012年8月8日 八雲 | ||
▼2011年11月12日 鹿島 | ▼花の下に翼のある筒状の苞鞘がある。 | ▼果実。 |
▼2010年10月20日 東出雲 | ||
▼2007年8月10日 東忌部 | ▼2005年9月18日 東忌部 | |
2004年8月10日 乃白 | 2006年10月28日 東忌部 | 2004年7月19日 乃白 |
▼2004年7月11日 乃白 | ||
▼2014年10月28日 果実 玉湯 | ▼約15cmの長い花茎がある。 | |
▼果実の上部に萼が残る。 | ▼波状の翼のある苞鞘に包まれた果実。 | ▼苞鞘を除いた果実、長さ約2.5cm。 |
▼果実の断面、種子が縦に多数詰まっている。 | ▼種子は長さ約1.5mm。 | ▼種子には長毛がある。 |