常緑シダ植物 伊豆〜新潟以西の山地の斜面などに生える。根茎は長く這う。葉柄〜中軸は緑色〜暗紫色、基部鱗片は線状披針形、暗褐色〜黒褐色。葉は1回羽状複葉。光沢のある濃緑色で硬い紙質。側羽片は8〜15対、下部では有柄で、頂羽片はない。羽片基部の後部はくさび形で、前部基部に耳垂はない。ソーラスは線形で中肋と辺縁の中間に傾いてつく。 ミヤマノコギリシダは変異の多い種とされてきたが、現在はミヤマノコギリシダ、ホソバノコギリシダ、ウスバミヤマノコギリシダ、オオバミヤマノコギリシダ、ヒロハミヤマノコギリシダの5種に分けられているという。 学名は、Diplazium mettenianum イワデンダ科ノコギリシダ属 |
▼2009年1月4日 八雲 | ▼下部の羽片には柄がある。 | ▼中軸の表側には溝がある。羽片基部に耳垂がない。 |
▼上部の羽片は柄がない。 | ||