常緑性シダ植物 北海道〜九州の山地の林床に生える。葉柄は褐色、下部で暗褐色で基部に広卵形、褐色〜濃褐色の鱗片がつく。葉は2回羽状複葉で、ソーラスをつける葉の羽片は間隔をあけてつく。最下羽片の後側第1小羽片は長く短い柄がある。小羽片先端の辺縁に刺状の鋸歯がある。羽軸裏に基部が扁平の鱗片がまばらにつき、袋状鱗片はない。ソーラスは小羽片の中肋寄りに、葉身の上部だけにつき、その羽片はやや縮み、熟成後は枯れて欠落する。 学名は、Dryopteris sabaei オシダ科オシダ属 |
▼2008年9月14日 宍道 | ▼先端は次第に細くなる。 | ▼最下羽片基部の下向き小羽片は長い。 |
▼小羽片には刺状の鋸歯がある。 | ||
▼葉柄基部の鱗片は広卵形。 | ||
▼2008年6月8日 枕木山 | ▼最下羽片基部の下向き小羽片は長い。 | |
▼小羽片には刺状の鋸歯がある。 | ▼ソーラスは中肋よりにつく。 | |
▼葉柄基部には褐色、広卵形の鱗片がつく。 | ||
▼2008年5月17日 羽片の間隔が広い。 東持田 | ▼最下羽片基部の下向き小羽片は長い。 | ▼葉の先端部 |
▼小羽片には刺状の鋸歯がある。 | ▼ソーラスは葉の上部につき、葉はやや縮む。 | |
▼ソーラスは中肋よりにつく。 | ▼葉柄基部には褐色、広卵形の鱗片がつく。 | |