越年草 ヨーロッパから東アジア原産。1992年に宮城県から日本海側にかけて侵入が報告された。関東地方など太平洋側でも見つかっており、既に広範に分布していると考えられる。道ばた、芝生、庭園などに群生する。在来の近縁種タネツケバナに非常によく似るが、果時にも根生葉が生存する、花弁の長さ2〜3mm、雄しべ数4本の花が多い、開花が早いなどの点で識別できる。茎、葉は無毛。葉は羽状深裂し、小葉は広楕円形で頂葉が大きく、卵形を呈す。根生葉の小葉には柄がある。茎には葉があまりつかない。 花期は春。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Cardamine hirsuta アブラナ科タネツケバナ属 タネツケバナに似ているもの。 |
2013年4月1日 八雲 | 果実は開出せず、茎に沿って斜上する。 | |
花は直径約3mm。 | 未熟な果実は長さ約2.2cm。 | |
種子は隔壁を挟んで2列に並ぶ。 | 未熟な種子は長さ約1mm。 | |
茎葉(上、中)と根生葉(下)。 | 根生葉。 | |
葉に毛がある。 | 茎につく葉。 | |
葉に毛がある。 | 葉柄に毛がある。 | |
葉柄の毛。茎は無毛。 | ||
茎は無毛。 | 根生葉がはっきりしている。 | |
2012年4月14日 八雲 | 雄しべは6本ある。 | |
果実は茎に寄り添う。 | ||
葉に短毛がある。 | 左は根生葉、右は茎葉。 | |
短毛が散生する。 | ||
2009年3月8日 秋鹿 | 長角果(実)は茎に寄り添う。 | 果実は無毛 |
上が茎葉、下は根生葉。 | 小片はほとんど切れ込まない。 | |
2005年3月19日 千酌 | ||
長角果(実)は茎に寄り添う。 | 茎は無毛。 | 小片はほとんど裂けない。 |
根生葉はしっかりしている。 | ||
2005年2月5日 佐草 | ||
2013年4月4日 果実 魚 | 果実は茎に沿うように斜上する。 | |
葉柄に毛がある。 | ||
2013年4月18日 果実 袖師 | 果実は茎に沿うように斜上する。 | |
果皮が巻き上がって両面の種子がでる。 | 果実は長さ約2cm。 | 種子は両面に1列に並ぶ。 |
果実の中の隔壁を挟んで種子が並ぶ。 | 果実の中の隔壁。 | 種子は交互に果皮と繋がっている。 |
種子は淡黄緑色、長さ約1mm。 | 果期にも根生葉が残っている。 | |
2014年4月23日 果実 寺 | 果実は開出せず茎に沿う。 | |
果実は長さ約2cm。 | 熟すと果皮がとれて種子が出る。 | 種子は両面に1列に並ぶ。 |
種子は淡黄緑色で熟しても黒くならない。 | 種子は長さ約1〜1.2mm。 | 根生葉が残る。 |