常緑多年草 南アメリカ原産。園芸植物のシロフハカタカラクサ(Tradescantia fluminensis 'Viridis')の斑が消えたもので、本州、四国、九州に帰化し、近年著しく分布を拡大している。茎は匍匐または斜上し、水分に富み、節から根を出す。葉は柄がなく、基部は葉鞘となり、葉身は卵形楕円形、長さ3〜6cm、葉鞘口部に粗長毛があり、葉身の縁に微細な毛があり、葉の下面は緑色。萼は緑色で3個、背面に粗長毛がある。花弁は白色で3個が同形。花期は夏〜秋。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Tradescantia fluminensis 'Viridis' ツユクサ科ムラサキツユクサ属 似た花 ノハカタカラクサ(トキワツユクサ T. fluminensis)は葉の下面や茎、花柄が紫色、結実する。 ミドリハカタカラクサ(T. fluminensis 'Viridis')は葉身の長さ3〜6cm、葉身の縁に微細な毛。葉の下面は緑色。萼背面に粗長毛。結実しない。 オオトキワツユクサ(T. albiflora)全体に大きく、茎も葉の表裏ともに緑色で、葉は長さ7〜12cm、萼背面の毛は長さ1mm近くあり、葉縁の毛も肉眼で容易に見える。結実しない。 |
▼2015年7月2日 鹿島 | ▼雄しべ6個、雌しべ1個。 | ▼萼に短毛があり、花柄は緑色。 |
▼花は直径約1.7cm。 | ▼毛は長さが概ね0.5mm(〜1mm)。 | |
▼果実は結実しない。 | ||
▼葉は長さ約6cm。 | ▼葉の縁に微細な毛がある。長さ0.1〜0.2mm。 | |
▼葉の裏面は緑色。 | ||
▼2018年6月2日 鹿島 | ||
▼花は直径約1.7cm。 | ||
▼萼は長さ約7mm。 | ||
▼萼の毛は長さ約1mm。 | ▼葉は長さ約7cm。 | |
▼葉の縁には微細な毛が並んでいる。 | ▼葉の裏面は緑色。 | |
▼2014年8月2日 美保関 | ▼雄しべ6個、雌しべ1個。 | |
▼花は直径約1.2cm。 | ▼萼の背面に毛がある。 | |
▼葉は長さ約6cm。 | ▼葉の縁に微毛がある。 | |
▼葉の裏面も緑色。 | ||
▼2020年6月29日 殿 | ||