マンネンロウ(迷迭香)

常緑低木
地中海沿岸の原産。高さ2mほど。樹皮は暗灰色、不規則に割れ目を生じ、剥離する。若枝は密に白色の星状-微綿毛がある。葉は対生し、密に束生状につき、無柄~短柄。葉身は長さ1~3㎝、幅1~2.5㎜、革質。葉表はやや光沢があり、ほぼ無毛、葉裏は密に白色の星状〜微綿毛がある。葉基部は漸尖、縁は全縁、外巻き、先は鈍形。萼は長さ約4㎜、外面に密に白色の星状-微綿毛と白色の腺点があり、2唇形、上唇は類円形、先に微小な2個のノッチがあり、下唇は先に卵状三角形の2歯がある。花冠は青紫色、長さ1~1.5㎝、外面にまばらに短毛や腺点がある。花冠筒部は花冠の約半長、やや萼から突き出る。上唇弁は2裂し、裂片は卵形(外巻きして細く見えるものもある)。下唇の中裂片は幅約10㎜ほどの類円形、基部は狭まり、爪部になる。側裂片は長楕円形。雄しべは2個、上唇弁の基部につき、花冠から上に湾曲して突き出る。花糸は長さ約10㎜、下から約2㎜のところに長さ0.5㎜の棒状の小突起がある。花粉は白色。雌しべは1個、先が雄しべよりやや短く終わる。果実は分離果、4小堅果。花期は2〜10月。別名ローズマリー。(三河の植物観察)
学名は、Rosmarinus officinalis
シソ科マンネンロウ属



▼2019年3月24日 玉湯▼雌しべ1個、雄しべ2個

マンネンロウ花

マンネンロウ花

マンネンロウ花

▼萼は2唇形。▼葉の縁は裏面に巻き、裏面は白色。

マンネンロウ萼

マンネンロウ葉

マンネンロウ葉裏面

マンネンロウ

マンネンロウ

マンネンロウ




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