クズ（葛）

つる性半低木 北海道〜九州の山野でふつうに見られる。基部は木質、上部は草質となり、長さ10mに達する。根は長大で、多量の澱粉を蓄え、主根は長さ1.5m、径約20cmに達する。茎に褐色の開出または反曲する長剛毛があり、花序とともに白色の短毛もある。小葉は紙質、両面有毛、特に裏面に白毛をやや密生し、頂小葉は菱状円形で、先はときに3中裂し、長さ幅ともに10〜15cm、側小葉はしばしば2中裂する。托葉は狭卵形で、長さ15〜20mm、中央付近で楯着し、宿存する。偽総状花序は長さ20cmに達し、花序柄は長さ1〜6cm、基部の葉よりも短い、花柄は長さ3mm以上で白毛がある。花は紅紫色、長さ15〜20mm、無毛。旗弁は広楕円形、凹頭、ほぼ直角に立つ。竜骨弁は翼弁より大型で長い。萼は長さ9〜13mm、短伏毛を密生し、背軸側萼裂片は萼筒のほぼ2倍の長さに達する。豆果は扁平な挟長楕円形で、長さ6〜8cm、幅8〜10mm、褐色の長剛毛が密生する。花期は8〜9月。（日本の野生植物） 学名は、Pueraria lobata subsp. lobaata マメ科クズ属

▼2015年8月4日　美保関
▼花は萼を含めて長さ約1.5cm。

▼2010年9月4日　東忌部		▼下から見上げた画像。
▼雄蕊は合着し単体雄蕊になっている。
	▼裏面に伏毛が密生する。	▼葉枕の基部にある托葉。
▼葉柄の付け根に托葉がある。
	▼2005年10月30日　鹿島
▼2004年7月24日　東持田	▼2003年8月16日　東出雲
▼2013年3月16日　果実　東持田	▼果実は長さ約7cm。	▼開出毛が密生する。
▼種子は長さ約4mm。
▼2012年10月25日　果実　八雲	▼果実は開出毛に覆われる。	▼果実は長さ約8cm。
		▼種子は長さ約5mm。
▼2011年2月26日　果実　玉湯
▼2005年11月12日　果実　東忌部		▼2004年10月11日　果実　佐草
▼2006年2月25日　冬芽　八雲
▼2007年1月21日　冬芽と葉痕　佐草
▼2008年3月2日　冬芽　玉湯	▼太い幹（蔓）
▼2016年10月22日　大きな葉　大東	▼小葉の長さ22cm。	▼葉枕の基部に托葉がある。
▼葉柄基部の托葉、茎に粗い毛がある。	▼切られた直径約2cmの太い茎から蔓を出している。
▼2003年9月11日　浜乃木
▼2012年8月16日　幼株　玉湯		▼小葉は浅く裂けるものがある。
	▼葉は両面とも毛が密生する。小葉の葉枕の基部に托葉がある。
▼葉柄基部に托葉がある。粗い毛が密生する。
▼2006年7月9日　虫えい（クズハトガリタマフシ）　東忌部　　葉裏
▼2006年8月26日　虫えい（クズハトガリタマフシ）　玉湯　　葉裏

島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
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