落葉低木 北海道〜琉球の土手や溝などの荒れ地に生える。茎は細く、下部で分枝して斜上し、長さ1〜1.5m。全体無毛。しばしば葉の脇にとげができ、ときに枝先もとげとなる。葉は互生、多くはごく短い短枝の先に群生し、やわらかい紙質、葉身は長楕円形または楕円形、先はやや鈍いかとがり、長さ1.5〜6cm、幅0.5〜2.5cm、全縁で、下部は葉柄に流れ、葉柄は長さ2〜15mm。短枝の先に1〜3個の花をつける。花柄は長さ7〜15mm。萼は鐘形で長さ約4mm、中ほどまで3〜5裂し、裂片は三角状卵形で先はとがる。花冠は淡紫色、広い漏斗形で長さ約1cm、太い筒の先は5裂して開き、裂片は卵形で先は鈍い。雄蕊は花外へ出る。液果は晩秋から冬に赤く熟し、楕円形で長さ約1.5cm。種子は淡褐色、広卵状円形で長さ約2.5mm。花期は7〜11月。(日本の野生植物) 学名は、Lycium chinense ナス科クコ属 |
▼2013年9月22日 鹿島 | ||
▼花は直径約1.3cm。 | ||
▼雄しべの基部に毛がある。 | ▼雌しべの花柱。 | |
▼葉は葉柄を含めて長さ約4.5cm。 | ▼茎には稜がある。 | |
▼葉は短枝に束生する。 | ▼長枝には葉は互生する。 | |
▼2005年7月18日 鹿島 | ▼短枝の葉腋に花を束生する。 | ▼茎に稜がある。 |
▼2004年11月6日 鹿島 | ||
▼2004年10月30日 乃白 | ||
▼2015年9月26日 果実 鹿島 | ▼熟すと果皮が破れて種子がでる。 | |
▼果実は約1.3cm、幅1.1cm。 | ||
▼果実の横断面。 | ▼種子が12個入っていた。 | ▼種子は長さ約3mm。 |
▼2009年11月16日 果実 玉湯 | ▼葉腋に枝の変化した刺がある。 | |
▼2005年8月30日 果実 鹿島古浦 | ||
▼2010年1月20日 冬芽 乃白 | ▼刺の根元に冬芽がある。 | ▼茎に稜がある。 |
▼2010年1月17日 冬芽 玉湯 | ▼茎に稜がある。 | |
▼2004年10月30日 虫えい(クコハフクレフシ) 乃白 | ||