1年草 ユーラシア原産。本州〜沖縄の空き地や路傍に生育し、疎生またはやや群生する。茎は高さ10〜35cm、平滑、下部は倒伏する。葉は長さ3〜12cm、幅3〜5mm、基部に毛がある。葉舌は白色の毛状。葉鞘は無毛、腺点があり、腺点は葉鞘のほか節の下や花序の枝、小梗などにも散在または環状に並ぶ。花序は円錐状、長さ5〜10cm、花軸の各節から1個の枝を出し、密に小穂をつける。小穂は線状披針形、長さ5〜7mm、幅1.8〜2mm、5〜12小花からなり、やや紫色を帯びる。第1苞穎は長さ1.2〜1.5mm、1脈。第2苞穎は1.5〜1.8mm、1脈。果実は広楕円形、褐色、長さ0.5〜0.6mm。花期は7〜9月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Eragrostis minor イネ科カゼクサ属 スズメガヤは小穂の幅が2.5mm以上と広い。 |
▼2013年6月27日 殿 | ▼小穂は長さ約4〜5mm。 | |
▼小穂は長さ約3.5mm、幅1〜1.5mm。 | ▼包穎、第1包穎が短い。 | ▼小花の護穎と内穎。 |
▼包穎に腺があり、背に刺がある。 | ▼未熟な果実、長さ約0.5mm。 | ▼花梗に環状の腺がある。 |
▼花梗の腺と刺。 | ▼茎に腺がある。 | |
▼葉の基部に毛がある。 | ||
▼2018年7月2日 東出雲 | ||
▼小穂の柄に環状の腺がある。 | ▼花序は長さ約11cm。 | ▼小穂は長さ約5mm、幅1.5mm。 |
▼小穂の柄の腺。 | ▼第1苞穎が少し短い。 | ▼小花は長さ約1.5mm。 |
▼小花の護穎と内穎。 | ▼果実は長さ7〜8mm。 | ▼葉の基部に毛があり、葉舌は毛状。 |
▼茎の節の下部に環状の腺がある。 | ▼花序枝の腺。 | |
▼2010年10月17日 横浜 | ||
▼第1苞穎、第2苞穎はほとんど同長。 | ▼小穂は長さ約5mm、幅1.5mm。 | |
▼小花は長さ約1.5mm。 | ▼護穎の背に小さな刺と腺がある。 | ▼護穎(上)と内穎(下)と果実(右) |
▼果実は長さ約0.5mm。 | ▼花序枝の小梗に環状の腺がある。 | ▼小梗の環状の腺。 |
▼環状の腺の拡大。 | ▼葉の基部、葉鞘口部に長毛がある。 | |