1年草 本州〜沖縄の路傍や人家の周辺、空き地など日光の弱い所に生育し、群生する。茎は平滑・繊細、下部は長く地上を匍匐し、著しく分枝して地表に広がり、枝は斜上して高さ20〜30cmになる。葉は長さ3〜7cm、幅4〜7mm、基部の縁にだけ長い毛が疎生するほかは無毛。葉鞘無毛。花序は長さ5〜15cm、2〜4個の花軸が掌状に出て小穂が密につく。花軸は縁に鋸歯がなく平滑・無毛。小穂は披針形、長さ3mm。第1包穎は痕跡的、長さ0.5mm、第2包穎は2.2mm。退化した第1小花の護穎は小穂と同長。果実は乳白色、長さ1.7mm。花期は7〜9月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Digitaria timorensis イネ科メヒシバ属 似た仲間にアキメヒシバ、メヒシバがある。 アキメヒシバの中軸には小さな微細突起がある。小穂は卵状楕円形。葉鞘は無毛。 メヒシバの中軸には微細突起。小穂は被針形。葉の下半分の縁、葉舌部に白色長毛。第1苞穎は三角形でごく小さい。 |
▼209年9月21日 宍道 | ||
▼花軸の縁には鋸歯がない。 | ▼葉の基部の縁にだけ長毛がある。 | |
▼2007年11月17日 上乃木 | ▼花序は1点から出ている。 | |
▼中軸には歯がなくざらつかない。 | ▼第1苞穎は退化している。 | |
▼葉や葉鞘には毛がない。 | ||