越年草 北アメリカ原産。日本では本州〜琉球に産する。乾いた砂地に生える。茎は斜上するか地面に伏し、1本立ちするか枝を分け、開出毛があり、高さ50cmになる。葉は根出葉を除き無柄で、倒披針形または長楕円形、長さ2〜10cm、幅0.4〜3.5cm、ふつう羽状に浅〜中裂するが、上部の葉は低鋸歯縁をなす。花は腋生し、径1〜2.5cm。萼筒は長さ1.2〜3.5cm、裂片は線状披針形、外面は多毛で、下方に反曲し、筒部より短い。花弁は倒心形で長さ0.5〜2cm、淡黄色であるが、しおれると黄赤色になる。さく果は円柱形、上向する短毛があり、ときに多少曲がる。花期は4〜11月。(日本の野生植物) 学名は、Oenothera laciniata アカバナ科マツヨイグサ属 YListではコマツヨイグサとオオバナコマツヨイグサ(O. grandis)を区別している。コマツヨイグサ:花の直径が2〜3cm。オオバナコマツヨイグサ:花の直径4cm、茎は地を這うことが少ない。 |
▼2017年5月11日 玉湯 | ▼柱頭は4裂し、雄しべは8個。 | ▼4個の萼片はそり返る。 |
▼花柄状の萼筒の下部に子房がある。 | ▼花は直径約2.7cm。 | ▼若い果実。 |
▼茎には長毛が散生し、短毛が密生する。 | ▼葉は長さ約5cm、不規則な浅い鋸歯がある。 | |
▼表面に毛が密生する。 | ▼葉の裏面に毛が密生する。 | |
▼2014年11月24日 美保関 | ||
▼長い萼筒の下部に長い子房(果実)がある。 | ▼花は直径約3cm。 | |
▼葉は長さ約3.5cm、不規則な鋸歯がある。 | ||
▼2012年5月16日 大井 | ▼花はしぼむと赤くなる。 | |
▼葉は10cm、5cm。 | ▼葉の裏面。 | |
放射状に広がっている。 | ||
▼2014年11月11日 果実 鹿島 | ▼熟すと先端から4裂して種子が出る。 | |
▼果実は長さ約2.5cm、上向きの毛がある。 | ▼種子が多数入っている。 | ▼種子は長さ約1.5mm。 |
▼種子の表面に小さな格子状の凸凹がある。 | ||
▼種子が出て枯れ残った果実殻。 | ||
▼2012年10月21日 果実 美保関 | ▼果実は長さ約3cm、先端が4裂し種子を出す。 | ▼果実の縦断面。 |
▼果実の4室に、種子が入っている。 | ▼種子は長さ約1.3mm。 | ▼若い果実。 |
▼果実の先端は4溝がある。 | ▼果実の横断面、直径約4mm、4室ある。 | ▼果実の縦断面。 |
▼雄しべは8本、柱頭は4裂する。 | ▼花の下に萼筒があり、その下に子房がある。 | |
▼葉は無柄、長さ約3.5cm。 | ▼葉の表面は毛がある。 | |
▼葉の裏面に毛がある。 | ▼茎には上向きの毛がある。 | |
▼2011年4月23日 玉湯 | ||
▼2012年5月21日 西嫁島 | ||
▼横に広がらず立ち上がり気味に咲く。 | ||
▼2010年6月2日 蕾 西嫁島 | ▼直立している。 | |
▼2010年5月17日 西嫁島 去年と同じ場所 | ||
▼2009年5月31日 西嫁島 葉は全縁で、高さ15cm程度、直立する。これもコマツヨイグサ? | ||
▼2011年5月7日 西嫁島 | ||
▼2004年11月20日 美保関 | ||
▼2004年11月6日 鹿島 | ▼果実 | |
▼茎、葉に毛が多い。 | ||
▼2005年8月30日 鹿島 | ▼果実 | |
▼2005年5月28日 浜乃木 | ||
▼2004年9月11日 古浦海岸 | ||
▼2010年11月3日 ロゼット葉 鹿島 | ||
▼2007年2月12日 ロゼット葉 浜乃木 | ||
▼2007年2月25日 ロゼット葉 八雲西岩坂 | ||