つる性多年草 関東以西〜九州の山地の林縁などのやや湿った所に生える。姿も生育環境も、イケマによく似ている。卵形の葉は対生し、長さ5〜10cm。葉柄は3〜6cmと小型。イケマは花序の柄が葉柄よりも長く、花序が突き出しているが、コイケマでは花序の柄が短いので、対生する葉の上に乗っているように見える。花冠の裂片はイケマではそり返るが、コイケマではそり返らずに斜上するのでやや地味である。茎を切ると白い乳液がでる。花期は7〜8月。(広島の山野草) 学名は、Cynanchum wilfordii キョウチクトウ科イケマ属 |
▼2015年6月21日 島根 | ▼花冠はほとんど開かない。 | |
▼2014年7月9日 鹿島 | ||
▼2014年6月30日 島根 | ▼花冠はほとんど開かない。 | |
▼花冠(花弁)は緑色、5裂する。 | ▼直径約5mm。 | ▼花冠の1部を除いた。白いのは副花冠。 |
▼中央のずい柱を白い花弁状の副花冠が取り巻く。 | ▼花冠は長さ約6mm。 | |
▼花冠と副花冠を1部除いた。中央にずい柱があり、紫褐色の捕捉体が5個ある。 | ▼中央の奥に雌しべの柱頭がある。 | |
▼白色のものは葯の覆い。 | ▼葯の覆いを除くと、柱頭がある。 | ▼柱頭が2個ある。 |
▼捕捉体を引っ張ると花粉塊が出てくる。 | ▼花粉塊は長さ約0.4mm、捕捉体は0.3mm。 | |
▼葉は長さ約6cm、先端は尾状に尖る。 | ||
▼細毛がある。 | ||
▼葉は対生し、花序柄は葉柄とほぼ同長。 | ▼茎や葉柄を切ると白い乳液が出る。 | |
▼2012年8月5日 島根 | ▼ほとんど花冠が開かない。 | |
▼花弁を除き、副花冠を反らしてみた。 | ||
▼2012年7月31日 横手林道 | ▼花弁はほとんど開かない。 | |
▼花は長さ約5mm。 | ▼花冠裂片を除くと、白い副花冠とずい柱がある。 | |
▼黒い点は捕捉体。 | ▼若い果実 | |
▼葉は対生する。 | ||
▼花序柄は葉柄より短いか同長。 | ||
▼2018年11月20日 果実 島根 | ▼果実は1面が縦に裂ける。 | ▼種髪を下にして種子が入る。 |
▼種髪は長さ約5cm。 | ||
▼種子は長さ約7mm。 | ▼種子の縁には翼がある。 | ▼1個だけ果実が残っていた。 |
▼2016年10月19日 果実 島根 | ▼果実は1面が縦に裂けて種子がでる。 | |
▼果実は長さ9〜12cm。 | ▼種子には長さ約4cmの種髪がつく。 | |
▼種子は長さ約7.5mm。 | ▼種子の縁には翼がある。 | |
▼種子の裏面には中心に向かい溝がある。 | ▼種髪には刺はない。 | |
▼2014年9月14日 若い果実 鹿島 | ▼果実は長さ4.5〜9cm。 | |
▼果実の中に種髪のついた種子が詰まっている。 | ▼種髪のついた種子。種髪は長さ約1.5cm。 | |
▼種子は長さ約5mm、周辺に翼がある。 | ||
▼2018年7月14日 若い果実 島根 | ▼2個の果実が開出してついている。 | |
▼2016年9月1日 若い果実 島根 | ||
▼2015年8月4日 若い果実 美保関 | ▼果序柄が短い。 | |
▼2010年7月21日 島根 | ||