越年草 日本全土のいたるところに普通に生える。茎は下部から多く枝を分かち、下部は地につき上部は斜上して高さ10〜20cm、片側に軟毛がある。葉は卵形、鋭頭、長さ1〜2cm、深緑色無毛、下部に少し毛があり、ふちは全縁、時に波状、下部のものは長柄があるが上部のものは無柄。花は集散花序につく。花柄は有毛、花後下向し長さ7〜14mm。萼片は5、楕円形、鈍頭、長さ3〜4mm、ふちは薄膜質、背は有毛。花弁は5、白色、2深裂し萼より少し短い。花柱は3。雄しべは1〜7。果実は卵形、4〜5mm、6裂する。種子は円形、直径1〜1.2mm、半球形の低突起がある。花期は1〜12月。(原色日本植物図鑑) 学名は、Stellaria media ナデシコ科ハコベ属 ミドリハコベ(Stellaria neglecta)は、雄しべは4〜10個。種子にとがった突起がある。茎は緑色。ウシハコベは花柱が5本ある。 似た花の比較 |
▼2013年3月7日 西尾 | ▼雄しべが4個くらいある。 | ▼隣の花弁との間が開く。 |
▼花は直径約6mm。 | ▼萼は長さ約4mm。 | ▼若い果実。 |
▼若い果実は長さ約4mm。 | ▼若い種子は直径約0.9mm。 | ▼種子に背の低い半球形の突起がある。 |
▼葉の葉身は長さ約1cm。 | ||
▼2012年3月21日 八雲 | ▼雄しべが5本ある。隣の花弁との間の隙間が大きい。 | |
▼花の裏側 | ▼果実 | ▼種子は直径1.3ミリくらい。 |
▼種子には半球形の低い突起がある。 | ▼茎は紫色を帯び、片側に毛がある。 | ▼上部の葉は大きく、柄が短い。 |
▼下部の葉は小さく長い柄がある。 | ||
v2013年3月16日 東持田 | ▼花は開いていないが、白い花弁が見える。 | ▼果実。 |
▼花の縦断面。花弁があり、雄しべは3個。 | ▼果実は長さ約5mm。 | ▼果実の縦断面。 |
▼未熟な果実の縦断面。 | ▼熟した種子は長さ約1mm。 | ▼種子には鈍頭の低い突起がある。 |
▼種子は長さ1.1mm。 | ▼種子の側面。 | ▼種子の表面の拡大。 |
▼ミドリハコベとの種子の比較。 | ▼茎は紫色を帯びる。 | |
▼2013年4月4日 袖師 | ||
▼2011年4月3日 袖師 | ▼雄しべ3本 | ▼茎が紫色。 |
▼乾燥した環境のためか葉が極端に小さい。 | ||
▼2011年2月26日 玉湯 | ▼雄しべ3本、茎が紫色 | ▼茎の毛は片側にのみ生える。 |
▼2008年12月7日 上乃木 | ▼果実。 | ▼種子の突起が低い。 |
▼2007年4月14日 雄しべが2個。 玉湯 | ▼茎が紫色を帯び、片側に毛がある。 | |
▼種子の突起はとがらない。 | ▼ミドリハコベの種子は突起がとがっている。 | |
▼2005年2月26日 上乃木 | ||
▼2005年3月19日 枕木山 | ||
▼2004年11月28日 乃白 | ▼2006年2月19日 風土記の丘 | |