キクザキリュウキンカ(菊咲き立金花)

多年草
ヨーロッパ原産。非常に多型で、多くの種内変異が記録されている。ダリアの球根を思わせる紡錘形に肥大した地下部を持つ。葉は全縁で心臓形、長さ40〜60mm、幅60〜70mmになる。花は光沢のある鮮黄色、直径約40mmになる。春植物で、4月下旬ころには地上部は完全に枯死する。1992年に大阪府の淀川河川敷のヨシ原に逸出した記録がある。
 本種と同じ種にされることもあるF. vernaは全体的に小型で葉色、花色および花の形態が異なる園芸品種が栽培されており、葉の長さ20〜25mm、幅25〜35mm、花の直径約25mmになる。葉腋にムカゴを形成し、盛んに栄養繁殖するものもある。ヒメリュウキンカの和名はF.vernaに対して用いることを提唱したい。(日本帰化植物写真図鑑第2巻)
学名は、Ficaria ficarioides
キンポウゲ科キクザキリュウキンカ属



▼2017年4月3日  植栽 広瀬▼花の中心部は赤みを帯びる。▼中央に雌しべと雄しべが多数ある。

キクザキリュウキンカ花

キクザキリュウキンカ花

キクザキリュウキンカ花

▼長い花柄の先に花がつく。▼花は直径約4.5cm。▼萼が3枚ある。

キクザキリュウキンカ花

キクザキリュウキンカ花

キクザキリュウキンカ花

▼花後▼蕾

キクザキリュウキンカ花

キクザキリュウキンカ花後

キクザキリュウキンカ蕾

▼下部の葉は長い葉柄がある。▼葉身は長さ約6.5cm、幅6cm。

キクザキリュウキンカ葉

キクザキリュウキンカ葉

キクザキリュウキンカ葉

キクザキリュウキンカ葉裏面

キクザキリュウキンカ

キクザキリュウキンカ






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