ジンチョウゲ(沈丁花)

常緑小低木
中国原産。室町時代に渡来し、観賞用に植えられている。高さ1m以下。葉は互生。葉身は長さ4〜9cmの長楕円形または倒披針形。縁は全縁。表面は濃緑色で光沢があり、両面とも無毛。枝先に強い芳香のある花を頭状に多数つける。花は形態的には両性だが、結実する株と結実しない株があるために、雌雄別株ともいわれる。萼筒は長さ約8mm、先は4裂し、外面は紅紫色で無毛、内面は白色。果実は液質の核果。球形で、赤色に熟す。有毒。日本ではほとんど結実しないが、まれに結実する株がある。花期は3〜4月。
冬芽の頂芽の多くは花芽で、総苞に包まれる。側芽は非常に小さい。葉痕は半円形で、維管束痕は1個。(樹に咲く花)
学名は、Daphne odora
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属



▼2014年3月23日 植栽 玉湯

ジンチョウゲ花

ジンチョウゲ花

ジンチョウゲ花

▼図鑑では萼などは無毛とあるが、萼筒や萼裂片に透明な伏毛が見られる。

ジンチョウゲ

ジンチョウゲ

ジンチョウゲ

▼萼筒の伏毛。

ジンチョウゲ

ジンチョウゲ

ジンチョウゲ

ジンチョウゲ

ジンチョウゲ花

ジンチョウゲ花

ジンチョウゲ花

▼蕾の萼の先端部、筒部とも無毛。

ジンチョウゲ蕾

ジンチョウゲ蕾

ジンチョウゲ蕾

▼蕾の先端部の拡大。▼蕾の筒部の拡大。

ジンチョウゲ蕾

ジンチョウゲ蕾

ジンチョウゲ蕾

▼花柄には毛がある。

ジンチョウゲ蕾

ジンチョウゲ蕾

ジンチョウゲ葉

ジンチョウゲ葉

ジンチョウゲ葉裏面

ジンチョウゲ枝

ジンチョウゲ幹

ジンチョウゲ

ジンチョウゲ




▼2004年3月20日 植栽 浜乃木

ジンチョウゲ

ジンチョウゲ



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