つる性落葉低木 本州〜沖縄の林縁や川岸、原野に生える。枝はつる状にのび、鋭い刺がある。葉は互生。2回偶数羽状複葉で、3〜8対の羽片をつけ、各羽片には5〜12対の小葉がつく。小葉は長さ1〜2.5cm、幅5〜10mmの長楕円形で、裏面は粉白を帯び無毛。葉柄や葉軸にも逆向きの刺が多い。長さ20〜30cmの総状花序に黄色の花をつける。花は直径2.5〜3cm。花弁は5個で、上側の1個だけがやや小さく、赤い筋がある。果実は豆果。長さ7〜10cm、幅3cmほどあり、上側の縫合線が翼状にはりだす。10〜11月に褐色に熟すと、2つに裂開し、数個の種子をだす。種子は長さ約1cmの楕円形で黒褐色。花期は5〜6月。 冬芽は葉痕の上部に数個の芽が縦に並ぶ。一番上の芽が成長し、小さい芽は予備芽となる。(樹に咲く花) 学名は、Caesalpinia decapetala マメ科ジャケツイバラ属 |
▼2017年5月16日 宍道 | 花弁は5個、雄しべは赤い。 | ▼1個の花弁は小さく、赤い筋がある。 |
▼雄しべの基部には毛がある。 | ▼雄しべに囲まれて雌しべは見えにくい。 | ▼花は直径約3cm。 |
▼萼片は黄緑色で5個ある。 | ||
▼葉は大きな偶数2回羽状複葉。 | ▼下向きの鋭い刺がある。 | |
▼2019年5月21日 島根 | ▼花弁は5個、雄しべは赤い。 | |
▼2011年5月20日 島根 | ||
▼2010年5月22日 玉湯 | ||
▼葉軸の刺。 | ||
▼枝の刺。 | ||
▼2008年5月17日 東持田 | ||
▼葉は大きな2回偶数羽状複葉 | ▼枝には刺がある。 | |
▼2017年11月25日 果実 島根 | ▼上部が2裂し、種子が出る。 | ▼果実は長さ約9cm。 |
▼種子は果皮にしっかりとひっついている。 | ▼種子は長さ約1cm。 | ▼種子には黒斑と横皺がある。 |
▼2017年9月19日 果実 宍道 | ▼上部が2裂し、種子が出る。 | |
▼果実は長さ約11cm。 | ▼種子は1〜1.2cm。 | ▼黒い斑紋と横皺がある。 |
▼2007年8月19日 若い果実 北山 | ▼種子、黒い斑紋がある。 | |
▼葉軸の刺 | ▼若い枝の刺 | |
▼枝の刺 | ||
▼2014年7月20日 若い果実 宍道 | ▼果実は長さ約10.5cm。 | ▼中に種子が1列に並ぶ。 |
▼種子は長さ約1.5cm。 | ▼葉は大きな2回偶数羽状複葉。 | ▼羽片は長さ約12cm。 |
▼小葉は長さ約3.2cm。 | ||
▼2008年7月19日 果実 玉湯 | ||
v2007年9月8日 果実 東持田 | ||
▼2007年12月23日 冬芽 葉痕の上に1列に並ぶ。 東持田 | ||
▼2011年4月13日 幹の刺 八雲 | ||
▼2009年5月23日 八雲矢谷 | ||