1年草 北海道〜九州の山地や平地の湿地や休耕田に見られる。匍匐根茎はない。稈は太く、横断面は不明瞭な5〜6稜があり、表面は光沢はなく、高さ20〜70cm、幅1.5〜3mm。花序は側生し、小穂が2〜9個集り、頭状。苞葉の葉身は1枚、稈に続き、正面に浅い溝があり、長さ5〜10cm。小穂は挟卵形、長さ9〜18mm、幅3.5〜5mm。鱗片は広卵形、長さ2.5〜3mm、中肋は緑色でその両側は褐色を帯び、微突端。そう果は広倒卵形、長さ1.5〜2mm、幅約2mm、横断面はレンズ形。刺針状花被片は5〜6本あり、そう果と同長または短く、下向きにざらつく。柱頭は2個まれに3個。花期は7〜10月。(岡山県カヤツリグサ科植物図譜) 学名は、Schoenoplectus juncoides カヤツリグサ科ホソガタホタルイ属 よく似たホタルイは小穂が卵形で先があまりとがらない。柱頭が3個ある。刺針状花被片が果実よりやや長い。 |
▼2014年8月23日 西川津 | ▼茎の先端に小穂がつく。 | ▼茎の上部に苞が長く伸びる。 |
▼小穂は長さ約1cm。 | ||
▼鱗片は長さ約3.5mm。 | ▼柱頭が2岐、3岐するものが混じる。 | ▼3岐(上)するものと、2岐(下)するもの。 |
▼3岐する柱頭は1本が短い。 | ▼果実は長さ約2mm。 | ▼裏側。刺針状花被片は6本あった。 |
▼3本の幅の広いものは雄しべ花糸。 | ▼刺針状花被片は果実とほぼ同長または短い。 | ▼刺針状花被片には下向きの刺がある。 |
▼茎は長さ約40cm、苞は約13cm。 | ||
▼2012年9月12日 八雲 | ▼花序の上に茎から続く苞がある。 | |
▼小穂は長さ約1.2mm。 | ▼鱗片に包まれた果実。 | ▼柱頭が3岐するものがある。 |
▼果実は長さ約2mm。刺針状花被片は果実より短い。幅広のものは花糸。 | ||
▼茎は高さ約46cm。 | ▼茎の先に苞が長く(約10cm)直立する。 | |
▼2012年9月24日 八雲 | ▼刺針状花被片が果実より短い。 | ▼柱頭は2岐するものが多い。 |
▼柱頭が3岐するものもある。 |
▼2005年9月18日 東忌部 | ||
▼2003年9月28日 乃木福富 | ||
▼2007年8月16日 玉湯 | ▼茎や苞に稜がある。 | |
▼5個の稜がある。 | ||
▼2005年9月24日 玉湯 | ||