多年草 関東以西〜九州の林地の林床に生育する。根茎は匍匐し長さ20〜30cm、径3〜5mm、節間は短く鱗片をつけ、匍匐根茎を伸ばして繁殖する。茎は高さは50〜100cm、直立するがやや軟弱、平滑・無毛。葉は長さ20〜35cm、幅10〜17mm、薄質、基部はせばまり先は次第にとがり無毛、縁だけざらつく。葉舌はきわめて短く縁毛がある。葉鞘は平滑。花序は長さ10〜30cm、長さ5〜20mmほどの枝を出して小穂をつけ、小穂の基部に小枝の変形した芒(剛毛)を伴う。小穂は卵形、突頭、長さ2.2〜2.8mm、平滑・無毛。第1苞穎は長さ1.5mm、3脈、第2苞穎は2mm、5脈、第3穎は小穂と同長、5脈、護穎と内穎はやや堅く、光沢がある。花期は9〜10月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Setaria chondrachne イネ科エノコログサ属 |
▼2008年9月27日 八雲 | ▼小穂の基部に刺毛がある。 | |
▼第2苞穎は長さ2mmで5脈ある。 | ▼第1苞穎は長さ1.5mmで3脈、第3穎は小穂と同長で5脈。 | |
▼2007年10月13日 八雲 | ||
▼小穂の基部から芒状の刺毛がでる。 | ||
▼葉舌はごく短い。 | ||