フトヒルムシロ(太蛭蓆)

多年草
北海道〜九州の貧栄養〜腐食栄養型の池沼、湿原内の池塘や水路など、酸性の水域に生育する浮葉植物。泥中を太い地下茎が伸びて増える。水中茎は〜2m。沈水葉は明瞭な葉柄を欠き、下部から線形〜狭長楕円形〜倒披針形と形態が変化、先端は鋭頭または鈍頭、長さ6〜25cm、幅5〜30mm。浮葉は長楕円形〜広楕円形、長さ5〜13cm、幅2.5〜5cm、鈍頭またはやや鋭頭、葉縁はやや波打ち、基部はくびれて円形または心形、しばしば赤みがかる。春が開花のピークであることが他種と異なる。花穂3〜5cmで密花。花は4心皮。果実は長さ4〜5mm、幅2.5〜4mm、全体に細長く柱頭が突出しない。赤銅色となることが多い。越冬のための特殊な殖芽は形成せず、水中茎のまま冬を越す。 花期は4〜8月。(日本の水草)
学名は、Potamogeton fryeri
ヒルムシロ科ヒルムシロ属
沈水葉の区別
オヒルムシロ ・・・・針状(葉柄状)
フトヒルムシロ・・・・明瞭な葉柄を欠く
ヒルムシロ・・・・・・明瞭な葉柄
アイノコヒルムシロ・・葉柄、ササバモに似る
     



▼2009年12月27日 玉湯▼浮水葉は 楕円形で縁が波打つ。▼沈水葉は細く、葉柄はない。

フトヒルムシロ

フトヒルムシロ

フトヒルムシロ

フトヒルムシロ

フトヒルムシロ

フトヒルムシロ




▼2009年6月14日 花期を過ぎているようだ。 宍道▼沈水葉は細長く、葉柄がない。

フトヒルムシロ

フトヒルムシロ

フトヒルムシロ

フトヒルムシロ


沈水葉などを確認していない。
▼2005年8月28日 東忌部
▼水中にあったものを持ち上げた。花後の実?

フトヒルムシロ

フトヒルムシロ

フトヒルムシロ

▼2005年9月18日 東忌部

フトヒルムシロ



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