フサフジウツギ(房藤空木)

落葉低木
中国原産の栽培植物が逸出したものと考えられていたが、本州中部の石灰岩地に自生する在来植物とする説もある。日本で見られるフジウツギ属のなかではもっとも大形で、高さ3mに達するものもある。花筒の外面に毛や腺点がほとんどなく、葉の裏面に軟らかい星状毛が密生することなどが特徴。花は香りがよい。花期は6〜9月。(樹に咲く花)
学名は、Buddleja davidii
ゴマノハグサ科フジウツギ属
フジウツギ 花筒外面に星状綿毛密生、葉裏面は淡緑色星状毛散生、葉柄基部に托葉状付属体。
フサフジウツギ 花筒外面に毛や腺点がほとんどない、葉裏面に星状毛密生、葉柄基部に托葉状付属体。
トウフジウツギ 花筒外面に星状毛綿毛がなく腺点が密生。葉柄基部に托葉状付属体がない。葉や果実がフサフジウツギの半分くらい。



▼2012年9月20日 東出雲▼花冠の先は4裂し、裂片の周囲は細かく浅裂する。

フサフジウツギ花

フサフジウツギ花

フサフジウツギ花

▼花冠の基部は長い筒部になる。▼筒の長さは約9mm。▼花冠は平開し直径約9mm。

フサフジウツギ花

フサフジウツギ花

フサフジウツギ花

▼花冠の乾燥標本。▼萼には綿毛が密生する。▼花冠筒部に微毛が密生する。

フサフジウツギ花穂

フサフジウツギ花穂

フサフジウツギ花穂

▼花冠筒部は綿毛はなく微毛が密生する。

フサフジウツギ花穂

フサフジウツギ花穂

▼蕾。

フサフジウツギ蕾

フサフジウツギ花

フサフジウツギ花序

▼蕾の花穂、苞が目立つ。

フサフジウツギ花穂

フサフジウツギ花穂

フサフジウツギ蕾

▼苞▼若い果実。▼若い果穂。

フサフジウツギ苞

フサフジウツギ果実

フサフジウツギ果穂

▼葉は披針形、長さ約17cm。▼表面は無毛、細かい鋸歯が多数ある。

フサフジウツギ葉

フサフジウツギ葉

フサフジウツギ葉

▼裏面は白色。▼裏面は綿毛のように見える。

フサフジウツギ葉裏面

フサフジウツギ葉裏面

フサフジウツギ葉裏面

フサフジウツギ葉裏面

フサフジウツギ葉裏面

フサフジウツギ葉裏面

▼葉柄の基部の托葉の付属体。▼枝には4稜がある。

フサフジウツギ托葉

フサフジウツギ枝

フサフジウツギ花序

フサフジウツギ

フサフジウツギ




▼2013年9月26日 東出雲

フサフジウツギ花

フサフジウツギ花

フサフジウツギ花

▼2013年1月7日 果実 東出雲▼果実は紡錘形。▼長さは約1cm、熟すと2裂し、更に2浅裂する。

フサフジウツギ果実

フサフジウツギ果実

フサフジウツギ果実

▼種子は多数入っている。▼種子は両側に細い翼があり、長さ約5mm。▼中心部は長さ約0.7mm。

フサフジウツギ種子

フサフジウツギ種子

フサフジウツギ種子

▼若葉が出ている。

フサフジウツギ果穂

フサフジウツギ若葉

フサフジウツギ若葉

▼枝には4稜があり、托葉状の付属体がある。

フサフジウツギ枝

フサフジウツギ果穂

フサフジウツギ

フサフジウツギ

▼2016年6月27日 西浜佐陀

フサフジウツギ花

フサフジウツギ花

フサフジウツギ葉

フサフジウツギ



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松江の花図鑑