多年草 アジア原産といわれ、日本には古い時代に渡来したと考えられている。ふつう庭などに栽培される。高さ60〜90cm。地下茎を長く伸ばして増える。葉は互生するが、ときに節に2個ずつついて対生しているように見え、長さ5〜12cm、幅3〜9cmの広卵形、ふちに大きな鋸歯がある。葉腋から長い花柄をだし、淡黄白色の花を下向きにつける。花冠は杯形で直径約1.5cm、先は浅く5裂して平開し、5角形。中心部は淡緑色で、全体に白い毛が多い。花糸は葯の背面についてる。萼は短い筒状で先は5裂する。花が終わると萼は大きくふくれて長さ4〜6cmになり、液果を包む。熟すと赤橙色になる。液果は直径1〜1.5cmの球形で赤く熟す。花期は6〜7月。(野に咲く花) 学名は、Physalis alkekengi var. franchetii ナス科ホオズキ属 |
▼2015年6月13日 八雲 | ▼花は平開する。 | |
▼花は直径約2.5cm。 | ▼中心部は淡緑色で、縁に毛が多い。 | ▼花冠は浅く5裂した5角形。 |
▼若い果実、萼が大きくなって果実を包む。 | ▼葉が対生状に2個ずつついている。 | ▼茎や葉柄は無毛。 |
▼葉身は長さ約9cm、縁に大きな鋸歯がある。 | ▼茎や葉柄は無毛。 | |
▼2019年7月29日 若い果実 八雲 | ▼落ちていた果実。萼は長さ約4cm。 | |
▼萼に包まれて1個の果実がある。 | ▼果実は直径約1.6cm。 | ▼果実の縦断面。 |
▼若い種子は長さ約2.5mm。 | ||
▼2012年7月24日 果実 八雲 | ||
▼まだ小さい果実を包む萼。 | ▼まだ小さい果実。 | ▼大きくなった萼は長さ約6cm。 |
▼節に葉が2枚つき対生状に見える。 | ▼ほとんど分枝しない。 | |
▼2019年6月25日 果実 八雲 | ▼節に葉が2枚つき対生状に見える。 | |
▼2020年6月22日 八雲 | ▼花や果実がなかった。 | |
▼2004年7月11日 植栽 八雲 | ▼果実を包む大きくなった萼。 | |