ヒメヨモギ(姫蓬)
多年草 本州〜九州のやや乾いた草原に生える。長い根茎を出す。茎は高さ1〜1.2m、しばしば紫色をおび、よく分枝する。根出葉や下部の葉は花時に枯れ、茎の中部の葉は長さ3〜7cm、幅3〜6.5cm、羽状に深裂し、裂片は幅3mm以下、裏面に白綿毛がある。大きな円錐花序にきわめて多数の小さい頭花をつける。頭花は柄がなく、筒鐘形で、長さ2mm、径1mm。総苞片は4列に並び、外片は短く広卵形。そう果は長さ1.1mm。近年は法面緑化由来の外来のものが日本各地で見つかっており、そうしたものでは葉の幅や裏面の綿毛の密度に変異が大きい。花期は8〜10月。(日本の野生植物)
学名は、Artemisia feddei キク科ヨモギ属
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林道法面にあったものだが、県内では中国山地が分布域なので、緑化用の種子に紛れたものだろう。
京都府レッドデータブックに「(林道など新しく法面緑化種子を吹きつけた中から大陸産と思われる個体が出ている。)」とある。
▼2012年10月6日 西生馬 |

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| | ▼頭花は長さ約3mm、幅約1mm。 |

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| ▼葉は長さ1.6〜3.5cm。裂片の幅1.5〜3.5mm。 |

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| ▼ほとんど無毛。 | ▼高さ147cm。 |

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▼2010年11月17日 東長江 |

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| ▼右下の葉は普通のヨモギ |

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▼2010年11月6日 東長江 |

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▼長さ4cm、幅3mm以下。 |

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▼左の大きな葉は普通のヨモギ。 | ▼下部の葉は深裂している。 |

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▼2010年11月6日 深裂する葉。 東長江 |

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▼長さ4cm、幅2〜3cm、裂片の幅3mm以下。 |

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▼2011年5月7日 東長江 |

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