ヒメシラスゲ(姫白菅)

多年草
北海道〜九州の山地のシイ・カシ帯からブナ帯の落葉樹林内に生える。細長い匐枝を出し、疎らに生える。基部の鞘は淡色。葉は鮮緑色で幅4〜8mm。有花茎は高さ15〜30cm。頂小穂は雄性。側小穂2〜5個は雌性、長さ1.5〜3cm、幅4〜5mm。小穂はほとんど柄がなく、茎の上部にかたまってつき、ふつう雄小穂は直下の雌小穂よりも短い。苞は葉身が長く無鞘。雌鱗片は淡緑色、鋭頭、果胞より短い。果胞は長さ3〜4mm、有脈無毛。花柱は落ちやすく、柱頭は3岐。果期は5〜6月。(日本のスゲ)
苞の鞘は短いか無鞘。(岡山県スゲ属植物図譜)
学名は、Carex mollicula
カヤツリグサ科スゲ属ヒメシラスゲ節



▼2015年5月25日 宍道

ヒメシラスゲ花序

ヒメシラスゲ花序

ヒメシラスゲ花序

▼小穂は上部に集まる。▼小穂に柄はほとんどない。▼雄小穂は長さ約1.8cm。

ヒメシラスゲ花序

ヒメシラスゲ花序

ヒメシラスゲ雄小穂

▼雌小穂は長さ約2.5cm。▼雌鱗片は果胞より短い。

ヒメシラスゲ雌小穂

ヒメシラスゲ果胞鱗片

ヒメシラスゲ果胞鱗片

▼雌鱗片は長さ約2.3mm、鋭く尖る。▼柱頭は3岐。▼果胞の先端は長い嘴となる。

ヒメシラスゲ雌鱗片

ヒメシラスゲ柱頭

ヒメシラスゲ

▼果胞の口部。▼果胞は長さ約3.3mm。▼果胞の中の果実。

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ果胞

ヒメシラスゲ果実

▼果実は長さ約1.5mm、頂部は短く曲がる。▼苞の鞘は短く、長さ約2mm。

ヒメシラスゲ果実

ヒメシラスゲ果実

ヒメシラスゲ苞鞘

▼葉は幅約7mm、3脈がはっきりしている。

ヒメシラスゲ葉

ヒメシラスゲ葉裏面

ヒメシラスゲ葉

▼花茎は長さ約25cm。▼まばらに生えている。

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

2▼014年5月11日 新庄▼小穂は上部に集まる。▼小穂にほとんど柄はない。

ヒメシラスゲ花序

ヒメシラスゲ花序

ヒメシラスゲ雌小穂

▼果胞は開出する。▼雌小穂は長さ約2cm。

ヒメシラスゲ雌小穂

ヒメシラスゲ花序

ヒメシラスゲ雌小穂

▼柱頭は3裂し、鱗片は果胞より短い。▼鱗片は鋭く尖り、長さ約2.5mm。

ヒメシラスゲ果胞

ヒメシラスゲ果胞

ヒメシラスゲ鱗片

▼果胞は長さ約3.5mm。▼果胞の口部は2歯がある。▼未熟な果実、長さ1.3mm。

ヒメシラスゲ果胞

ヒメシラスゲ果胞

ヒメシラスゲ果実

▼苞は無鞘。▼葉は幅約9mm。

ヒメシラスゲ果実

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ葉

▼花茎は長さ約30cm。

ヒメシラスゲ葉裏面

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ




▼2012年5月16日 大海崎▼雄小穂は短い。雌小穂は固まってつく。

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

▼雌鱗片は果胞より短い。果胞は約3mm。▼果実は長さ約1.8mm。頂部は短く曲がる。▼茎は鋭い3稜形。苞は無鞘。

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

▼2011年5月14日 宍道

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

▼柱頭は3岐し、果実の頂部は曲がった嘴状。

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

▼2010年5月8日 八雲

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

▼2007年5月20日 東忌部

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ

▼2004年5月5日 京羅木山

ヒメシラスゲ

ヒメシラスゲ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑