1年草 Linaria bipartita(北アフリカ等原産)やLinaria maroccana(モロッコ原産)など、いくつかの種の交配によって誕生した園芸植物で、逸出し野生化しているものもある。草丈は30〜40cm。花の後ろにしっぽのような距がある。紫、赤、ピンク、白、黄色などの花を付けるものがある。花期は4〜6月。 学名は、Linaria maroccanaが使われるようだ。 オオバコ科ウンラン属 参考:ヒメキンギョソウ(三河の植物観察) 日本の1年草のリナリアはLinaria bipartita、Linaria maroccana、Linaria pinifolia (= Linaria reticulata)の3種が多い。 1 ムラサキウンラン Linaria bipartita 全体に無毛、花冠は濃青色、紫色、又は淡モーブ色(mauve)、まれにピンク色 2 ヒメキンギョソウ Linaria maroccana 花序は花が密、腺毛。花冠は赤紫色(red-violet )~マゼンタ色。 3 リナリア・レティクラタ Linaria pinifolia 花序は花が密につき、密に腺毛。花冠は赤紫色。 |
▼2018年4月19日 美保関 | ▼下唇の口部に毛がある。 | |
▼花の後ろに長い距がある。 | ▼距は長さ約1.3cm。 | ▼花の幅は約1.5cm。 |
▼萼や花柄、茎に腺毛がある。 | ▼葉は幅の狭い披針形。 | |
▼2009年4月19日 宍道 | ▼花序に腺毛がなく、ムラサキウンランなのかもしれない。 | |
▼2009年4月15日 押し花にしたもの。宍道 | ||