越年草 地中海沿岸原産。1970年に三重県四日市市で見いだされた。全体的にブタナよりも小型となる。葉は全て基部からだけでる根生葉で、長楕円形、縁は不規則に切れ込み、下面や縁に少し毛が見られる程度で、全体に毛が少ない。40cmほどの花茎を伸ばし、分岐して先にタンポポ型の花をつける。鮮黄色の直径5〜20mmの頭状花は舌状花だけからなる。果実には2型があって、タンポポのような長い嘴のあるものとないものが混ざってつく。果実にあるの冠毛は茶色を帯びた白色で、羽状となる。類似種のヨーロッパ原産のブタナは普通草地を好んで生えるのに対し、本種は裸地や舗装の割れ目などに生える傾向がある。花期は春〜初夏。(日本帰化植物写真図鑑) 学名は、Hypochaeris glabra キク科ブタナ属 |
▼2012年5月22日 枯れた花の冠毛 八雲 | ||
▼2012年5月12日 萎んだ花 八雲 | ||
▼毛が見える葉は隣のブタナの葉。 | ▼高さ約65cm。 | |
▼2012年4月24日 蕾 八雲 | 上部には鱗片状の葉がある。 | 分岐部に割りと大きな葉がある。 |
▼長さ約16cm。 | ||
▼表面はほとんど無毛。毛がまばらにある。 | ▼裏面はほとんど無毛。 | |