多年草。 本州(関東以西)〜沖縄の山地の丘陵地などに生育する。茎は、直立・そう生し、細いがやや堅く平滑で節に毛がある。茎の高さ60〜100cm。葉は線形で、やや硬直、両面は縁とともに著しくざらつき、基部は狭まり長い毛が密生し、先端は次第にとがる。葉の長さ10〜25cm、幅4〜8mm。葉舌は切形で長さ1mm。葉鞘は平滑。花序は円すい形で長さ10〜15cm。花軸は平滑・無毛で節にだけ軟毛がそう生する。枝は繊細でやや密に2〜3回分枝し、その先に1個の小花序を着ける。小花序は長さ5〜8mmで数個の小穂からなり、赤褐色をおびる。小穂は披針形、有梗小穂は雄性・無芒で長さ3〜3.8mm。無梗小穂は両性で有芒、長さ2.5〜2.8mm。花期は7〜9月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Capillipedium parviflorum var. parviflorum イネ科ヒメアブラススキ属 |
2020年10月20日 東持田 | ||
花序は長さ約11cm。 | 無柄小穂には長い芒がある。 | 有柄小穂は雄性花、無柄は両性花 |
小穂の基部に毛がある。 | 花序枝の節に毛がある。 | |
葉舌は切形 | 葉の基部に毛がある。 | |
茎の節に毛がある。 | ||
2019年12月16日 東持田 | ||
長い芒がある。 | ||
無柄小穂は両性で芒がある。 | 小穂の基部には白毛がある。 | 花軸の節に軟毛がある。 |
花序は長さ約8cm。 | 花序は長さ約13cm。 | |
葉の基部には長毛がある。 | ||
茎の節に毛がある。 | 高さは約110cm。 | |