ヒカゲスゲ(日陰菅)

多年草
北海道〜九州の乾いた明るい樹林内や草地に生える。密に叢生する。基部の鞘は長い葉身があり、栗褐色で繊維に分解する。有花茎は高さ10〜40cm。葉は幅1.5〜2mm。果胞が落ちない程度に実った頃に葉よりも高い。小穂はたがいに離れてつき、頂小穂は雄性、側小穂は雌性。苞は有鞘、葉身は刺状。雄小穂は長さ1〜1.5cm。雌小穂は長さ1〜2cm、幅3.5mm。雌鱗片は紫紅色を帯び、果胞よりも長い。果胞は長さ約3mm、ほとんど無嘴で、密に毛があり有脈、基部は海綿質の柄となる。柱頭は3岐。果期は4〜5月。(日本のスゲ)
学名は、Carex lanceolata
カヤツリグサ科スゲ属ヒカゲスゲ節



▼2014年5月17日 宍道

ヒカゲスゲ花序

ヒカゲスゲ雌小穂

ヒカゲスゲ花序

▼雌鱗片は果胞より長く、先端は芒となる。

ヒカゲスゲ雌小穂

ヒカゲスゲ果胞

ヒカゲスゲ果胞

▼雌鱗片は長さ約3.5mm、紫褐色。▼果胞は長さ約2.5mm。▼果胞は有毛、嘴はほとんどない。

ヒカゲスゲ果胞

ヒカゲスゲ果胞

ヒカゲスゲ果胞

▼果実は長さ約2mm、3稜がある。▼苞は有鞘。▼苞の葉身は芒状。

ヒカゲスゲ果実

ヒカゲスゲ苞鞘

ヒカゲスゲ苞鞘

▼花茎は長さ約25cm。▼葉は幅約2mm。

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ葉

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ




▼2014年4月26日 宍道

ヒカゲスゲ花序

ヒカゲスゲ花序

ヒカゲスゲ花序

▼雌鱗片は果胞より長く、先は芒になる。▼柱頭は3岐する。

ヒカゲスゲ果胞

ヒカゲスゲ果胞雌鱗片

ヒカゲスゲ柱頭

▼雌鱗片は長さ約4mm。▼果胞と柱頭。▼果胞は長さ約2.5mm、ほとんど嘴はない。

ヒカゲスゲ雌鱗片

ヒカゲスゲ果胞

ヒカゲスゲ果胞

▼果胞には短毛が密生する。▼果胞の基部は海綿質の柄となる。▼若い果実、長さ約2mm。

ヒカゲスゲ果胞

ヒカゲスゲ果胞

ヒカゲスゲ果実

▼雌小穂に1.5cmの柄がある。

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

▼苞は有鞘。▼苞の葉身は芒状。

ヒカゲスゲ苞鞘

ヒカゲスゲ苞鞘

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

▼2014年4月15日 島根▼頂小穂は雄性、雌小穂と同じ高さにある。

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

▼雌小穂には長さ約1.2cmの柄がある。▼雌小穂は長さ約1.5cm。▼柱頭は3岐する。

ヒカゲスゲ雌小穂

ヒカゲスゲ雌小穂

ヒカゲスゲ柱頭

▼3岐する柱頭。▼雌鱗片は果胞より長い。▼雌鱗片を除いた果胞、柄がある。

ヒカゲスゲ柱頭

ヒカゲスゲ雌鱗片

ヒカゲスゲ果胞

▼果胞は長さ約3.5mm、嘴はほとんどない。▼果胞には短毛が密生する。▼果胞の中の果実。

ヒカゲスゲ果胞

ヒカゲスゲ果胞

ヒカゲスゲ果実

▼未熟な果実、長さ約2.5mm。▼雌鱗片は長さ約6mm。

ヒカゲスゲ果実

ヒカゲスゲ雌鱗片

ヒカゲスゲ雌鱗片

▼苞は有鞘、葉身は芒状。

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ苞

▼苞に包まれた小穂の軸には小苞がある。▼茎の高さは約25cm。去年の長い葉が残る。▼今年の葉はまだ短い。

ヒカゲスゲ小苞

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

▼基部の鞘は繊維状に分解する。▼枯れた葉の先端がカールする。

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ

ヒカゲスゲ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑