1〜越年草 ヨーロッパ原産で路傍や空き地に生育し、やや群生する。茎は直立・叢生、高さ40〜60cm。葉は両面に白色の軟毛が密生し、葉舌は半透明、長さ3〜4mm。葉鞘は円筒形で軟毛がある。葉は長さ5〜15cm、幅3〜5mm。花序は長さ10〜15cm、一方に傾き、各節から2〜5個の枝を半輪性状に出し、先端に小穂を1〜2個つけ、花軸や枝には短毛が密生。小穂は偏平、長さ3.5〜4cm、6〜8小花よりなり、各小花の護穎から長さ5〜6cmの芒を出す。第1苞穎は長さ16〜18mm、第2苞穎は22〜25mm。護穎は25〜30mm、先端は深く2裂し、その間から芒を出す。果実は線形、長さ10〜11mm、茶褐色、腹面はくぼむ。花期は5月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Bromus diandrus イネ科スズメノチャヒキ属 |
▼2015年5月2日 美保関 | ▼茎の高さは約50cm。 | |
▼各節から2〜4個の枝をだす。 | ▼芒を含めて小穂の長さ約8cm。 | |
▼第1苞穎は長さ約18mm、第2苞穎は25mm。 | ▼7小花あった。 | |
▼芒は長いものは約5cmある。 | ▼護穎は長さ約25mm。 | |
▼護穎の先は2裂する。 | ▼護穎と内穎。内穎は長さ約13mm。 | ▼内穎の内側。 |
▼内穎の中に雄しべの葯がある。 | ▼花序軸は短毛が密生する。 | |
▼枝にも短毛が密生する。 | ▼葉や葉鞘は軟毛がある。 | ▼葉舌の先は毛状に裂ける。 |
▼葉舌は長さ約5mm。 | ▼稈は有毛。 | |
▼2012年6月14日 美保関 | ||
▼枝の先に1個の小穂がつく。 | ||
▼小穂は芒とともに約5.5cm。 | ▼第1苞穎は長さ約14mm、第2苞穎は約19mm。 | |
▼護穎は長さ約22mm、芒は長さ約32mm。 | ▼小花は7個ある。 | |
▼護穎の先端は2歯がある。 | ▼護穎の背面。 | ▼護穎の内側に内穎に包まれた果実がある。 |
▼護穎を剥がした。 | ▼上から護穎、果実、破れた内穎。 | ▼葉舌の先は細裂する。 |
▼葉には毛がある。 | ||
▼2013年7月1日 美保関 | ▼芒は長さ約4cm。 | |