常緑つる性木本 東海地方以西〜沖縄の海岸沿いの山地に生える。葉は互生。葉身は長さ5〜12cm、幅4〜10cmの三角状卵円形。ふちは全縁。両面とも無毛で、裏面はやや白色を帯びる。葉柄は長さ4〜12cmで、葉身に盾状につく。雌雄異株。葉腋から出た花序に淡緑色の小さな花を多数つける。花弁は3〜4個。雄花の萼片は6〜8個。雌花の萼片は3〜4個と少ない。雄花の雄しべ6個は合着して柱状、葯も合着して円盤状。雌花の雌しべは1個。果実は核果。直径6mmの球形で、11月頃赤く熟す。核はやや扁平で両側が凹み、周囲に鎖状の隆起がある。花期は7〜9月。(樹に咲く花) 学名は、Stephania japonica ツヅラフジ科ハスノハカズラ属 |
▼2013年7月20日 雌花 美保関 | ▼花柱は数個に分岐する。 | |
▼花は直径約1.2mm、長さ約1.2mm。 | ▼萼片、花弁とも3〜4個とされる。 | |
▼2013年7月11日 雄花 鹿島 | ||
▼房状花序は直径約1cm、小さな花が密集する。 | ▼葯は合着し円盤状になる。 | ▼1個の花は直径約1.5mm。花弁は萼より短い。 |
▼2005年7月18日 雌花 鹿島 | ||
▼2004年7月4日 鹿島 葉柄は葉身の内側につく。 | ▼蕾。 | |
▼2014年11月20日 果実 島根 | ▼果実は直径約9mm。 | |
▼果実の横断面、中に核が1個ある。 | ▼核は長さ約6mm、馬蹄形で縁に約10個の隆起がある。 | |
▼核の側面。 | ||
▼葉は長さ約10cm。 | ▼葉柄が葉身に楯状につく。 | |
▼2013年9月10日 果実 美保関 | ||
▼果実は直径約7mm、核が1個入る。 | ▼核の中央部は凹み、周辺に隆起がある。 | ▼核は幅約5mm×長さ約5.5mm。 |
▼核の側面。 | ||
▼2004年9月11日 果実 鹿島 | ||
▼2005年10月30日 果実 鹿島 | ||
▼2007年10月28日 果実 鹿島 | ||
▼2010年11月3日 果実 鹿島 | ||
▼2008年12月20日 果実 鹿島 | ||
▼2013年10月28日 冬芽と葉痕 鹿島 | ||