多年草 北海道〜琉球の低地の湿地に生育する。根茎はごく短い。茎は円筒状で斜上し(茎が地をはい、節から根を出す)、高さ5〜50cm。茎葉は2〜3個、針形、円筒状単管質で隔壁は明瞭、茎より短く、葉耳は大型の白色である。頭花は多数つき、凹集散花序状になり、枝は斜上または平開する。最下苞は花序よりはるかに短い。頭花は3〜6花からなる。花被片は緑色で長さ3〜4mm、披針形で先は長くとがり内外片ほとんど同長。雄しべは3本で、外花被片の約1/2。葯は長楕円形で花糸よりずっと短い。さく果は褐色で光沢があり、3稜状長楕円形で先はしだいにとがり、花被片よりやや長い。種子は鉄さび色、倒卵形で長さ0.6mm内外。花期は8〜9月。(日本の野生植物) 学名は、Juncus wallichianus イグサ科イグサ属 |
2019年8月17日 大庭 | 外花被片は3個、内花被片は3個。 | 頭花には6個程度の花がつく。 |
雄しべは3本、柱頭は3岐する。 | 花は直径約6mm。 | 花序は分枝を繰り返し頭花をつける。 |
茎は円筒形。 | 茎の横断面、偏円筒形、直径約1.5mm。 | |
葉は線形で円筒状。 | 葉耳は白色で膜質。 | 葉は円筒状、単管質、明瞭な隔壁がある。 |
花序まで長さ80cmになり倒伏している。 | 接地したところで根を出している。 | |
2019年6月25日 大庭 | 茎が長さ60cm以上ある。 | |
葉耳は明瞭で膜質透明。 | 茎は扁円筒状。 | |
葉は円筒状で単管質、明瞭な隔壁がある。 | ||