ハラン(葉蘭)

常緑多年草
中国原産。庭の陰などに栽培される。地下茎は丈夫で横に這い、多くの丈夫な根が出る。大きな葉と、鱗片葉とがある。葉身は長楕円形、両端、鋭尖頭、深緑色、両面無毛、長さが30〜40cm、葉柄は長さ25〜35cm、無毛、丈夫で硬くなるが、若い時は巻いており、下部は、披針形から広卵形の鱗片葉で包まれている。花は地下茎の鱗片葉の腋から出て高さ1〜4cm、4〜5個の鱗片葉がある。鱗片葉は長さ8〜10mm、花茎を包み、無毛。花は単生し、上向きに咲く。広いわん状で、直径2〜2.5cm、高さ2cm、花被片は8,中部まで合生し、離生部は卵形、初めは緑色、後に褐紫色となる。雄しべは8,花筒部の中部につき、花糸は発達していない。花柱は長さ4mm。柱頭は楯状に花筒の内に広がる。子房は4室。液果は球形、直径2cm、数個の種子がある。花期は4〜5月。(原色日本植物図鑑)
学名は、Aspidistra elatior
キジカクシ科ハラン属



▼2006年5月5日 上乃木

ハラン

ハラン

ハラン

▼2006年6月17日 果実 上乃木

ハラン

ハラン




▼2006年5月3日 蕾 上乃木

ハラン

ハラン

ハラン

ハラン

▼2009年3月8日 土の中にあった蕾 鹿島

ハラン

ハラン



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