ハナトラノオ(花虎の尾)

多年草
カナダ原産。明治年間の末期に渡来し、観賞用に栽培されている。人家周辺で野生化したものが見られる。茎は地下茎から直立し、無毛で断面は四角形、余り分岐せずに高さ1〜2mほどになる。葉は披針形〜長楕円形で縁には鋸歯がありやや厚く、無柄で対生する。茎の頂部に長さ20cmほどの穂を出し、長さ3cmほどの紫色〜白色の唇形の花を4列につける。花期は夏〜秋。(日本帰化植物写真図鑑)
果実は4分果で、分果は長さ2.5㎜ほどの3稜形で、暗褐色。
別名 カクトラノオ
学名は、Physostegia virginiana
シソ科ハナトラノオ属



▼2017年8月28日 東出雲 野生化▼上唇に雄しべ4と雌しべがくっついている。

ハナトラノオ花

ハナトラノオ花

ハナトラノオ花

▼花は萼を含めて長さ約2.7cm。▼花冠の中の雄しべと雌しべ。

ハナトラノオ花

ハナトラノオ花

ハナトラノオ雄しべ

▼雌しべの柱頭は2裂している。▼雄しべに毛が密生する。

ハナトラノオ雌しべ

ハナトラノオ雄しべ

ハナトラノオ

▼葉は線形で十字対生する。▼線形の葉は長さ約9.5cm。▼葉は無毛、鋸歯の先端が曲がっている。

ハナトラノオ葉

ハナトラノオ葉

ハナトラノオ葉

▼葉の裏面。▼茎は無毛。

ハナトラノオ葉裏面

ハナトラノオ茎

ハナトラノオ

▼若い果実。▼萼の中に分果がある。

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオ




▼2010年10月20日 東出雲 野生化

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオ

▼2004年9月18日 上乃木 山際に野生化

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオ

▼2005年11月5日 西生馬 畑の隅

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオ

▼2019年7月17日 蕾 東出雲

ハナトラノオ蕾

ハナトラノオ蕾

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオ

ハナトラノオ



島根県松江市の野草や樹木、シダを載せています。
松江の花図鑑