越年草 本州〜沖縄の海浜の湿地に生育する。茎は高さ30〜60cm、直立。葉は長さ8〜15cm、幅5〜8mm、表裏とも少しざらつき無毛。葉舌は鋭形、長さ6mm。葉鞘は平滑・無毛。花序は穂状、長さ5〜7cm、径7〜10mm、淡緑色の小穂が密に集まる。小穂は長楕円形、1小花からなり、2個の包穎はともに披針形、長さ2mmくらいで毛があり、先端近くから長さ6〜10mmの芒を出す。護穎は卵形、薄く光沢があり、短い芒をつける。果実は長楕円形、腹面は溝状にくぼみ、乳褐色、長さ1〜1.5mm。花期は5〜6月。(日本イネ科植物図譜) 学名は、Polypogon monspeliensis イネ科ヒエガエリ属 |
▼2013年5月22日 福富 | ▼花序は長さ約7cm。 | |
▼花序は多数の枝からなっている。 | ▼芒は長さ4〜5mm。 | |
▼2個の包穎に芒があり、長さ約4.5mm。 | ▼包穎は長さ約1.7mm、毛がある。 | ▼包穎の中に1小花がある。 |
▼小花は長さ約1mm、護穎に芒がある。 | ▼護穎の中に花がある。 | |
▼葉舌は長い。 | ▼葉鞘は無毛。 | |